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視覚伝達デザインコース

情報化社会の変革、生態的環境の変革、身体と認知に対する認識の変革によって、21世紀のコミュニケーション・デザインの新しい思想が求められています。人のコミュニケーションを総合的に見れば、たんなるメッセージの伝達だけでなく、音声・視覚・身振りなどの多様な認知機構を用いて、人と人の状況の変化に対応する行動、人と環境に働きかけて状況を変えていくような行動そのものであることが理解できます。人のコミュニケーションは、本来、このようにダイナミックに生態学的な認知と行動のプロセスなのです。視覚伝達デザインコースは、ダイナミックなプロセスとしての視点から、実践と理論の研究を通して新しいデザインの模索を行い、自己の専門分野の確立を目指しています。視覚言語、デザインの記号論、デザイン論など理論的な学習、記述することの幅広い研究、情報と人との対話の研究、コミュニティ活動におけるコミュニケーションの研究を行います。ライティング・スペース・デザイン、情報デザイン、環境デザインの分野、そして、統合的なコミュニケーション・デザインの分野を研究の対象としています。

[コース別必修科目] 視覚情報論Ⅰ/視覚伝達デザイン演習Ⅰ/視覚情報論Ⅱ/視覚伝達デザイン演習Ⅱ

工芸工業デザインコース

工芸工業デザインコースには、インダストリアルデザイン、インテリアデザイン、クラフトデザインの各領域があり、クラフトデザインはさらに素材別に金工、陶磁、木工、テキスタイル、ガラスに分かれています。本コースの2年間では、学部4年間の学習を基礎にしながら、それぞれが研究テーマを定め、社会との関連や造形性などを考えながら、計画や作品制作を深化させていくことが中心となります。大学院生は各自の専攻を中心に、担当教員の指導を受けながら研究を進めていきますが、広く人間の生活と関わっている仕事をなしとげていくためには、できる限り広い視野を持ち、さまざまな角度から問題を検討することが必要です。そのため本コースでは、担当の教員だけでなく、関連領域の多くの方々の指導や助言を得られるような協力体制も整えています。

[コース別必修科目] プロダクトデザイン特論Ⅰ/プロダクトデザイン演習Ⅰ/プロダクトデザイン特論Ⅱ/ プロダクトデザイン演習Ⅱ

空間演出デザインコース

空間演出デザインコースは、それぞれが独自の研究テーマを掲げて人間と空間の関わりを追求し、より豊かな環境創造をめざすことに目標があります。言い換えれば、個性の表現と社会性の接点を探る研究活動を進めるということです。本コースにおける研究テーマの基点は、時間的な演出と造形を考える演出的視点、社会的空間の演出と設計を主眼とする展示的視点、生活の中の身体的空間の演出と被服造形を主軸とするファッション的視点に集約されますが、これらの領域はつねに隣接領域への展開をも包含しています。研究の指導にあたってはテーマごとに主な担当者を設定しますが、空間的命題には多様な側面からの指導や助言が必要であり、総合的な集団指導を通じて、観念的思考に偏向しないスペシャリストの育成を目指しています。

[コース別必修科目] 空間演出デザイン特論Ⅰ/空間演出デザイン演習Ⅰ/空間演出デザイン特論Ⅱ/ 空間演出デザイン演習Ⅱ

建築コース

建築コースの主要目的は、学部4年間の建築設計の総括の上に立ちながら、それが社会的・経済的そして文化的背景とどのように関連づけられているかを精緻に研究することにあります。そのためには関連領域の諸学問の研究が必要となりますが、さらに現実の課題への調査分析がよい手がかりとなります。これらの研究ならびにモデルによる提案などを各専任教員の指導の下に行い、さらに関係領域の教員の助力によって広い範囲にこれを展開していきます。1年次に研究総括として行われる、プロジェクトを含む発表を基盤としながら、2年次の修了制作に取り組み、論文とプロジェクトを融合させていく方向性を持ちながら、その中で本コースの特色を発揮していくことができるように、指導面でも心がけています。また、各種のコンペ(競技設計)への参加も活発に行われています。

[コース別選択必修科目]
建築設計演習Ⅰ・Ⅱ・Ⅲ/建築デザイン演習Ⅰ・Ⅱ・Ⅲ/ 建築デザイン特論Ⅰa・Ⅰb・Ⅱa・Ⅱb /建築設計特論/建築構法特論/建築設備特論/建築計画特論 
[コース別選択科目] 建築設計インターンシップⅠ・Ⅱ・Ⅲ/建築設計実習Ⅰ・Ⅱ・Ⅲ

基礎デザイン学コース

基礎デザイン学コースでは、デザインの各専門領域、広く造形に通底する問題、あるいはデザイン論、デザイン史、さらに形態や色彩についての諸説やその歴史を、今日の情報・通信をはじめとする技術革新や産業・生活構造とその意識に代表される社会変革の中に位置づけながら、社会的・人間的・文明的な文脈において研究します。現在顕在化してきている情報やメディアのためのデザイン、社会のためのデザイン、グランドデザインの領域においても上記の視点からさまざまな問題が発見され、新たな研究領域が拓かれつつあります。また、それらの問題に対する理解や解決、批判あるいはデザインの提案については、問題を総合的に捉え得る思考と方法論が求められています。基礎デザイン学は、デザインの理解を社会的・人間的・文明的な文脈に広く求め、逆にそれらの文脈の中にデザインの研究・応用領域を拓いていく創造的な研究領域であるといえるでしょう。

[コース別必修科目] デザイン論特論Ⅰ/デザイン理論演習Ⅰb ~ f /デザイン論特論Ⅱ/デザイン理論演習Ⅱ

映像コース

現代は「映像の時代」とも「映像の世紀」とも呼ばれています。この名称の意味は何でしょうか。たんに映像作品が量産される時代という意味でしょうか、それとも優れた映像作品に出会える時代という意味でしょうか。確かにそのどちらも大きな特徴には違いありません。しかし本当は、作品という完結したかたちと無関係に、社会のあらゆる分野、あらゆる側面にさりげないかたちで映像が入り込んでいる時代だからこそ、この別称がついたのではないでしょうか。「映像の時代」、映像コースでは、現代のあらゆる側面で機能している映像のさまざまなかたちを分析し、「映像とは何か」を、さらには「どんな映像が可能か」を考え、個人的表現から社会的機能まで、その可能性を追究し、全方位的に研究を展開していきます。

[コース別必修科目] 映像特論Ⅰ/映像設計演習Ⅰ/映像特論Ⅱ/映像設計演習Ⅱ

写真コース

現代のアート諸分野は、混沌として不鮮明な現代社会に遭遇しています。そして「写真」が担わなければならない創造の世界も、今、大きな変革期を迎えようとしています。伝統的なケミカル写真によるシステムに加えて、デジタル表現という新しい分野の技術が写真の領域に参入し、さらに地球上に張り巡らせたWebのネットワークによって写真の流通や表現方法に大きな影響を与えるようになってきています。他に現代アートの諸領域が映像表現の領域に限りなく近接しつつある今日、このような現代の写真環境を全方位的・複合的に捉え直し、それをいかに新しい表現にむすびつけていくかを、ともに考察し、充実した表現の場で実践していくこと。そこに写真コースの存在の意義があるといえます。

[コース別必修科目] 写真特論Ⅰ/写真計画演習Ⅰ/写真特論Ⅱ/写真計画演習Ⅱ

デザイン情報学コース

デザインは時代から遊離しては存在しません。現代の変化し続ける社会環境は価値観の変容をもたらし、それに伴いデザイン対象は拡大し、デザイン像の革新が求められています。とくにコンピュータに代表される高度情報技術に対応したデザイン理論と、それに基づくデザイン方法論の確立が急がれているのです。本コースでは、情報のデジタル表現という造形的観点、機器と人との円滑でやさしいコミュニケーションを達成するための認知心理学観点、情報を熟知してのデザインプロセスの開発という技術観点からの研究が中心になります。さらに、それだけにとどまらず、文化的、社会的、経済的、地球環境的観点といったグローバルな観点から問題を発見し、これを情報技術との関連において研究し、問題を解決する新しい提案を行って、社会に寄与することを目指します。研究の指導にあたっては、担当指導教員を中心としつつ、多角的な専門知識が得られるよう集団指導体制で臨みます。

[コース別必修科目] デザイン情報学特論Ⅰ/デザイン情報学演習Ⅰ/デザイン情報学特論Ⅱ/ デザイン情報学演習Ⅱ

[各コース共通の授業科目]

造形民俗学研究/西洋美術史研究/西洋古代美術研究/日本美術工芸史研究/日本美術工芸史演習/東洋美術史演習/現代芸術研究/近現代美術史演習/デザイン史研究/現代建築論/現代都市論/ユング芸術心理学研究/芸術情報処理研究/環境デザイン論/環境生態学特論/映像芸術論/作家・作品研究/美術教育研究/教育学研究/コンテクスチュアル・スタディーズ演習Ⅰ・Ⅱ/インタラクティブ・イノベーション演習Ⅰ・Ⅱ

 

*履修概要、開講科目の詳細については下記よりご参照ください。