インダストリアルデザイン、インテリアデザイン、クラフトデザインの各領域があり、クラフトデザインは素材別に金工、木工、陶磁、ガラス、テキスタイルに分かれています。学生は各自の領域を中心に研究を進めますが、人間の生活と関わる仕事を成し遂げるためには、広い視野を持ち、さまざまな角度から問題を検討することが必要です。そのため、担当教員の指導に限らず、関連領域の方々から指導や助言を得られる協力体制を整えています。

理念・教育目標

博士課程前期工芸工業デザインコースでは、専門性を追求する上で、より時間を費やしあらゆる試行を繰り返し検証できることを目標にしています。プロダクトデザイン全般において多様化する考え方への認識を深め、他方向への選択肢など考察しながら、より精度の高いデザインを追求することを研究室一体となり取り組みます。クラフトデザイン領域ではファインアートに向かう専門家から絵画、造形表現を背景に魅力あるカタチをもとにアプライドアートとして社会との接点を重視し養成すことを目指します。

カリキュラム・ポリシー(教育課程編成・実施の方針)

プロダクトデザイン系では1年次ではこれまでのモノ作りのあり方、また既存のデザインについて検証すること、日本と海外のモノの流れや考え方を分析し2年次ではさらに論評を加え各自の研究分野の方向性を専門教員と探って行きます。クラフトデザインでは日本独自の工芸研究を含め、高度な技術や表現方法を身につけ思考の熟成を促し習作を重ねさらに文章化すること、2年次では社会に還元できるモノ作りの姿勢を探求し、文化を牽引する表現を視野に入れ、作品制作を重く位置付けます。

アドミッション・ポリシー(入学者受け入れの方針)

工芸工業デザインコースは世の中に優良なデザイン商品を提案しようとするデザイナー資質を有する者、またファインアートに至るまでモノの本質にせまる作家志向の人材を選びます。それぞれ目標は異なりますが、社会に必要な道具や作品に対して時間をかけ再度掘り下げ熟考できる人材を求めます。

ディプロマ・ポリシー(学位授与の方針)

過去、現在の生活環境のあらゆるデザインをリサーチ、検証し文章等でまとめる。技法、それを取り巻くツール及び多岐にわたる素材の研究。日本と海外のモノ(工芸作品を含む)の流れや考え方がレポートされていること。社会に反映させるべく考察がなされ、各自のデザインしたモノ、作品が現代社会にどのように受け入れられるか、または貢献出来るかどうかの判断が修士論文(作品)として評価されます。

工芸工業デザインコースの教員、研究室スタッフは造形学部工芸工業デザイン学科の教員紹介ページをご覧ください。専任教員には詳しいプロフィールへのリンクもあります。

研究室サイト

工芸工業デザイン学科研究室の特設サイトもご覧ください。
工芸工業デザイン学科研究室サイト

入試情報