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■2010年度課外講座(詳細)

1.「壁を越えて」

講  師: 大石芳野(写真家)、高野孝子(早稲田大学WAVOC客員准教授)、渡辺一枝(作家)、内田あぐり(本学:武蔵野美術大学教授)

日  程: 2010年4月26日(月)16:30-18:00

場  所: 第1講義室(1号館103教室)

本学、武蔵野美術大学には女子学生が多く、「女性だから」という理由で、望む職業に就くこと、あるいは望むこと自体をあきらめるケースも少なくない。一方、男子学生も「時間がないから」「お金がないから」と様々な壁を自ら作ってしまい、望みを断念するということも多い。今回お呼びする方々は、それらの壁を乗り越えて偉業を成し遂げてきた方々です。彼女たちに、どのように生きてきたか、どのように実績を積み上げてきたか、どのように困難を、壁を、乗り越えてきたのかをお聞きします。

2.「映画監督、ヤン・クログスガードの『BURMA VJ』:上映会とトーク」

講  師: Jan KROGSGAARD(ヤン・クログスガード、映画監督)

日  程: 2010年4月26日(月)18:00-19:30

場  所: 第11講義室(7号館401教室)

ヤン・クログスガード監督は、アカデミー賞受賞のドキュメンタリー『Burma VJ – Reporting from a Closed Country』(『ブルマVJ – 閉ざされた国からの報告』)という企画を2003年にスタートさせました。カメラマンとしてミャンマーの首都、ラングーンなどを何度も訪問し、撮影を行い、またミャンマーのビデオ・ジャーナリスト(VJ)たちに出会い、彼らが撮影した数十時間の取材テープをまとめ、90分のドキュメンタリー映画を2009年に完成させました。ヤン・クログスガード監督のトークの事前に『BURMA VJ』を上映しますので、26日のトークではドキュメンタリーの制作やミャンマーでの体験などについて語っていただきます。

3.「ネットワークと身体」

講  師: エキソニモ(アーティスト) 

日  程: 2010年5月10日(月)16:30-18:00

場  所: 第1講義室(1号館103教室)

「こうぎしゅうかい」といえば「抗議集会」を真っ先に連想しますが、誤解も含め学科の枠を超えて他分野のクリエーターと関わる中で専門性を生かすヒントを見つける為の集会になればよいと思います。

4.「ノートテイカー養成講座」

講  師: 三宅初穂(東京手話通訳等派遣センター 要約筆記者)

日  程: 2010年5月17日(月)16:30-19:30

場  所: 第9講義室(2号館207教室)

ノートテイクは要約筆記通訳のことで、筆記通訳者のことをノートテイカーと言います。本学には聴覚障がいのある人も学んでいますが、授業を自分の耳で聞くことが出来ません。キャンパス内でできる支援として皆さんの協力が不可欠です。今回学生ボランティアに登録しなかった学生で今後協力しようと考えている方、教職員の方で関心のある方も、ノートテイカーの役割について実技を含めて学べますので是非ご参加ください。

5.「漂流と分断」

講  師: Hennie Reynders(ヘニー・レインダース、シカゴ美術館付属美術大学准教授)

日  程: 2010年6月2日(水)12:10-13:00

場  所: 8号館220教室(全学科学生対象)

貧困や環境問題など、建築家は設計のみではなく、周囲の環境を改善していく役割を担う。南アフリカとアメリカでの教職を含めた経験をもとにした講義です。お弁当を持参のうえ、ご参加ください。

6.「見えない空間への考察」

講  師: Hennie Reynders(ヘニー・レインダース、シカゴ美術館付属美術大学准教授)

日  程: 2010年6月3日(木)16:30-18:00

場  所: 第3講義室(2号館201教室)

デザインと科学と人と物と場所が交差した、GFRY studio(ジェフリー・スタジオ)での、シカゴ、デトロイト、別府での異文化研究をもとにした講義です。


7.「シンガポール・ラサル芸術学院音楽学部の三人の作曲家、ティモシ・オドワヤー、ダレン・モアー、ブライアン・オレイリのコンサートとトーク」

講  師: Timothy O'Dwyer(ティモシ・オドワヤー、作曲家、シンガポール・ラサル芸術学院音楽学部長)、Darren Moore(ダレン・モアー、作曲家)、Brian O'Reilly(ブライアン・オレイリ、作曲家、映像作家)

日  程: 2010年6月7日(月)16:30-18:00

場  所: 第1講義室(1号館103教室)

ティモシ・オドワヤー、ダレン・モアー、とブライアン・オレイリは三人ともシンガポール・ラサル芸術学院音楽学部の教員でありながら、作曲家、ミュージシャンや映像作家として、電子音楽や生楽器を使用した楽曲や、ビデオアートの先駆者、ヴァスルカ夫婦等とのコラボレーションなどを行い、映像も制作しています。シンガポールを拠点に、世界的に活動しておりますが、今度の課外講座では自身の制作や、シンガポールとその近辺のメディアアートや音楽の現況について語り、コンサートも行っていただきます。

8.「雑誌の現在と未来」

講  師: 田中杏子(Numéro TOKYO編集長)

日  程: 2010年6月21日(月)16:30-18:00

場  所: 第1講義室(1号館103教室)

「こうぎしゅうかい」といえば「抗議集会」を真っ先に連想しますが、誤解も含め学科の枠を超えて他分野のクリエーターと関わる中で専門性を生かすヒントを見つける為の集会になればよいと思います。

9.「映像インスタレーション表現における可能性」

講  師: 束芋(映像作家)

日  程: 2010年6月24日(木)16:30-18:00

場  所: 第1講義室(1号館103教室)

アニメーションを使用したインスタレーションを発表し国内外からも高い評価を受けているアーティスト。
近年2010年横浜美術館で行われた個展でも大型映像インスタレーションを行い、映像表現の枠組みを超えた表現方法は観客を圧倒させました。そういった表現の源はどのようにして生み出されるのか。映像を交えながら今後の現代美術における映像作品、またインスタレーションの可能性について語っていただく。

また若くして精力的な活動をされている講師に自身の学生時代の活動や自作を語っていただきながら、これからアーティスト活動を目指す学生への制作のヒントや可能性を探る。

束芋/たばいも 略歴
1975年兵庫県生まれ、長野県在住。
1999年、京都造形芸術大学卒業。
1999年、大学の卒業制作として制作したアニメーションによる映像インスタレーション《にっぽんの台所》が、キリンコンテンポラリー・アワード1999最優秀作品賞を受賞。
2001年、第1回横浜トリエンナーレで最年少の作家として出品。以後、2002年、サンパウロ・ビエンナーレ、2006年、シドニー・ビエンナーレ、2007年、ヴェネチア・ビエンナーレ(イタリア館)など数々の国際展やグループ展に出品を続け、日本を代表する映像インスタレーション作家の一人として注目を集めている。
2006年、原美術館、パリのカルティエ現代美術館で個展を開催。近年では2010年横浜美術館で大々的な個展を行い国内外から高い評価を受ける女性アーティストである。

関心を寄せる方、これから海外で活躍したいと思う方、あるいは日本を相対的に見たい方など、この課外講座が皆さんにとって有益な経験になりますよう企画しました。何卒、ふるってご参加下さいますよう宜しくお願いいたします。

10.「何故、オランダのデザインはユニークなの?—キュレーター、インダストリアル・デザイナーの視点から」

講  師: Reyer Kras(ライヤー・クラス、元アムステルダム市立美術館デザイン部主任キュレーター、インダストリアル・デザイナー) 

日  程: 2010年6月28日(月)16:30-18:00

場  所: 第1講義室(1号館103教室)

オランダを中心にして、ヨーロッパ国内、アメリカでも、デザイン展キュレーターとして活躍してきたクラス氏から、キュレーターの視点からと、インダストリアル・デザイナーの視点から、オランダの近代から現代のデザイン、デ・ステイルのリートフェルトから、ドローグ・デザインまで、のユニークさをきく会です。

芸術文化学科の、ミュゼオロジ―、デザインやアート・マネージメントの視点から、近現代のデザインを見る、絶好の契機となり、また他学科で社会的な観点を重視しながら、デザインを考える全学生の刺激となる、と考えます。

また、氏ご自身のデザイナーとして、スリランカ、グルジア、インドネシアなどで、公共的なデザイン指導を行ってきた体験も語っていただきます。

11.「芸術の公共性について考える」

講  師: 北川フラム(株式会社アートフロント・ギャラリー代表、瀬戸内国際芸術祭2010総合ディレクター)、山本和弘(美術評論家、栃木県立美術館シニアキュレーター)、沢山 遼(美術批評家)

日  程: 2010年7月1日(木)16:30-18:00

場  所: 第1講義室(1号館103教室)

瀬戸内国際芸術祭、大地の芸術祭 越後妻有アートトリエンナーレのディレクターである北川フラム氏、栃木県立美術館シニアキュレーター、ハンス・アビング著『金と芸術』の翻訳者である山本和弘氏を迎えて開催する本企画は、芸術と公共性についての公開討議です。

政治や経済活動などのように社会的な利益に容易には還元できない芸術というメディアは、にも関わらず、美術館などの近代的制度に支えられてその社会的な基盤と公共性を獲得してきました。
本企画では北川氏、山本氏の両名が20分程度のプレゼンテーションを行ない、その後司会進行役として沢山氏を交えて芸術が公共的であることの意味や、公共性を獲得するための方法について討議します。

12.「書と現代アート」

講  師: 潘 微(Pan Wei/ アーティスト)

日  程: 2010年7月5日(月)17:00-18:30

場  所: 第5講義室(2号館203教室)

中国書道の歴史的流れをふまえ、現代の中国の書の表現の仕方を講義し、実技を通して体験してもらいます。

潘微氏は1962年中国の上海に生まれ、東華大学美術学部卒業後、来日し芸術活動を開始、中国芸術作品コンクール優秀賞等を受賞。日本・中国・ヨーロッパで数多くの個展を開催している中国現代書家であり、アーティストです。