デザイン情報学科

学科概要

テクノロジー、メディア、社会科学を基盤に
造形と情報の結合で新しいデザイン力を生み出す


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 いま、世界は未曾有の変革期を迎えています。この変化の時代に、造形表現、美やデザインを志すとはどういうことなのでしょうか。学生として、教員として、デザインを学ぶ場を共有する私たちに、これまで以上に広い視野が求められていることは間違いありません。

 近年、webデザインやインタフェースデザインといった領域が新たなデザイン分野として注目されています。しかし、これらが表現分野として認められ、新たな職域になろうなど、20年前には誰も予想していませんでした。こうしたことを考えると、デザイン教育のゴールとして何らかの分野を設定するというアプローチそのものが、現実にそぐわないのではないかと思えてなりません。すでに確立されたデザイン分野を志向するより、テクノロジーやメディア、そして時代の変容に敏感に反応しながら、新しいデザイン領域を創造していこうとする意識こそが重要である、と私たちは考えます。

 私たちは、従来の"造形的デザイン行為"と新たな"情報構築による意味生成"という2つの側面から「これからのデザイン」へのアプローチを試みる「デザイン情報学」の創成をめざします。デザインの本質は、新しい価値を創造し、それを社会全体で共有することにあります。デザインは、モノやコト、メディアに働きかけることによって問題を提起し、解決し、新しい文化の醸成を実現する意味生成の装置なのです。テクノロジー、メディア、社会科学という3つの視座から社会変化を観察し、多様な意味を読み解くことが私たちの起点となります。そして、これらの知見と高度な造形能力とを統合する新たな創造領域の確立に向け、既存のアートやデザインという枠組みを超えて新たな表現=提案の方法論を立ち上げたいと考えます。

 「デザイン情報学」は、新たな表現=提案を通じて社会をリードするための理論と実践のフレームです。激動する現代文明社会に向かい合い、しかっりしたスタンスと軽いフットワークで変化を先導する。そのために、まだ名前さえ与えられていない全く新しいデザイン分野を創造していく。新しいデザイン世界の開拓と創造を担いうる人材を育成することこそが、本学科の目標なのです。


専攻分野

インタラクションデザイン、エディトリアルデザイン、コンテンツデザイン、インタフェースデザイン、ブランディングデザイン、メディアアート、デザインサーベイ、マーケティング、インフォメーションマネジメント、デザインマネジメント、デザイン情報理論、デザイン計画学、メディア美学、および造形芸術、デザインに関する理論と制作・実践


学生数

1学年 106名(1名)
2学年 104名(2名)
3学年 107名
4学年 112名(2名)
合計 429名(5名)
()内は外国人留学生数


取得可能な資格


  • 学芸員

  • 高等学校教諭1種(情報)教員免許


カリキュラム概要

■1・2年次
カリキュラムの全面的な改定により、2003年度入学生から新しい構成によるカリキュラムがスタートしています。これは年間を7期に分け、他学科の学生とともに学ぶ[造形総合科目I類]と本学科の[学科別科目]からなっています。さらに2年次には、[情報処理][デザイン情報学概論II][デザイン情報学演習I・II]を必修科目としています。また、1年次に履修が定められている、高等学校教諭I種免許状(情報)の教職に関する科目も開講されています。

■3・4年次
入学年度のカリキュラムにしたがって学習を継続していきます。2003年度以降入学の新カリキュラムでは、3年次の[デザイン情報学各論I][デザイン情報学演習III][デザイン情報学総合演習I]、4年次の[デザイン情報学総合演習II]を必修科目として、[プログラミングI・II][情報システムデザインI~IV][情報通信ネットワークI・II][プレゼンテーション計画][デザイン情報学各論II]など、多彩な選択科目が用意されています。
また、2年次から4年次にわたって開講される[情報表現研究I・II・III]と[デザインテーマ研究I・II・III]では、テクノロジー(技術)、メディア、社会科学を軸としたさまざまな分野の科目が開設され、各自の自主性に基づいた自由な選択・履修が可能です。できる限り柔軟に現代社会の動向に対応しうるカリキュラムの実施に向けて、現在、その細部にわたる検討が進められています。

■テクノロジー
新しい技術は新しい方法論を生み出し、新しいデザインの分野を拓く可能性を持っています。こうした視点から、ニューテクノロジー論、コンピュータリテラシー、プログラミング、インタフェースデザイン、デジタルデザインなど、最新のテクノロジーを学びます。

■メディア
プリントメディアで培われた編集やデザインの技術を参照しながら、タイポグラフィ、映像、エレクトロニクスメディア、WEBコンテンツ編集・デザイン、マルチメディア、コンピュータ・グラフィックスなど、新しいメディアに対応する技術や方法論を学びます。

■社会科学
デザインは社会に対する行為ですから、現代社会が抱える諸問題を知ることは必須事項といえるでしょう。ここでは、メディア社会論、マーケティング論、知的財産権、マーケットサーベイ、異文化コミュニケーション論、情報社会職業論などのテーマによって、社会的な視野や問題の考え方を獲得します。



進路

 製造・通信・流通に関わる各種のデザイナーやソフトウェア開発者、エンターテインメント産業や放送・マルチメディアに関わるクリエイター、アーティスト、事業・商品開発分野のプランナー、コーディネーター、出版や教育分野のジャーナリスト、カルチュラル・エンジニア、評論家、研究者、学芸員、教員など。さらに既存の分野にとどまらず、新たな業態を創り出すことが期待されています。

最近の主要就職先社名
IMJ、アイコム、アトム、アレフ・ゼロ、内野(ユーコーポレーション)、カルチュア・コンビニエンス・クラブ、キヤノン、キャップ(CAP)、キャンドゥ、コナミ、サンスター文具、サン宝石、三洋電機、シムリー、ジェ・シー・スパーク、ジャストシステム、シュガー・マトリックス、ショウワノート、スクウェア・エニックス、スタージュエリー、セガ、積水ハウス、セシール、ソニー、ソニー・コンピュータエンタテインメント、太陽企画、たき工房、竹尾、東芝、東ハト、トランス、ニコン、日本デザインセンター、博報堂、日立製作所、ブラザー工業、ブルーミング中西、ブレーンセンター、フロム・ソフトウェア、文藝春秋、ペンタックス、三菱電機エンジニアリング、リクルートなど


研究室スタッフ


●助手
片山 美緒
木谷 篤
御子柴 ふゆ
山下 亮

●教務補助
加賀谷 レイミ
近藤 裕子