映像学科

学科概要

「デジタル・ハイビジョン」を軸に、
多様な映像ジャンルを総合的に捉える


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 本学科の最大の特徴は、映像のあらゆる分野を総合的に学ぶことにあります。写真、映画、アニメーション、デジタル・ビデオ、コンピュータ・グラフィックス、メディア・アートと、映像の世界は、次々に発明された新しい技術によって表現の幅を広げ、進化してきました。それぞれが独立した道を歩んできたこれらの分野は、現在では相互に影響・融合しあい、その境目は見分けがつかないほどになっています。このことは、どのような映像の専門分野に進もうとも、他の分野の知識と技術をあわせもっていることが重要であり、それを習得することが不可欠になっていることを示しています。本学科では、こうした現状に対して最先端をいく映像教育を実現するために、あらゆる分野の第一線の教師陣と、最新の施設や映像機材を用意しています。

 映像学科のもう一つの特徴は「デジタル・ハイビジョン」を主軸としたことです。たとえば写真の世界では、従来のフィルムに代ってデジタル写真が急速に伸びています。映画はデジタルが主流となっていくでしょう。放送と通信の融合、映画とテレビ(ビデオ)の融合という現象は、デジタル・ハイビジョン映像の進化によって促されたものであり、その潮流は今後も変わることはないでしょう。この点においても本学科は、早くからデジタル・ハイビジョンを軸に、多様な映像のジャンルを総合的に捉える視点を獲得してきました。

 さらに本学科では、伝統的な写真表現の授業も堅持しています。それは伝統から学ぶことも大きいと考えるからです。1990年に設立された映像学科はまだ歴史の浅い学科ですが、このような広がりの中で映像の総合教育を展開し、卒業生は映像作家として、あるいは各分野の企業で着実に活躍しています。武蔵野美術大学の映像学科は、映像社会を担う未来のクリエイターを数多く送り出したいと願っています。


専攻分野

■ドラマ
演出、技術、美術、俳優が一体となって架空の物語世界を紡ぎ出していきます。ここでは、広告へも視野を広げながら、アイデアやテーマの発見と制作の試行錯誤を体験します。

■ドキュメンタリー
ドキュメンタリーの本質はジャーナリズム性と創造性です。それを支えるメッセージ性と高い志を、企画から取材・編集・上映までの制作での実体験の中で獲得していきます。

■フォトグラフィ
機械を介在させ、フレームという境界の中で、しかも事実の表皮と輪郭しか捉えられない「写真」という表現の基本を直視しながら、それを超えていく方法を模索します。

■アニメーション
「自分」を真剣に見つめることから出発し、実写映像、マンガ、絵本、イラストレーションなど、隣接する領域とも連動させながら、「プロとしてのスタート」をめざします。

■コンピュータ・グラフィックス
広義のCGアニメーションや映像作品、メディア・アートを制作します。現代的な問題に取り組むには、哲学や科学など、多様なアプローチにも意識が開かれていることが大切です。

■メディア・アート
複数の感覚を同時に対象とする芸術の歴史や理論、表現の方法論などの研究を踏まえたうえで、自分の創造活動の意義と目的を確認し、作品として完成させることを目標とします。


学生数

1学年 91名(1名)
2学年 88名(3名)
3学年 90名(5名)
4学年 94名(4名)
合計 363名(13名)
()内は外国人留学生数


取得可能な資格

  • 学芸員

※本学科には、教職課程は設置されていません。


カリキュラム概要

■1年次
映像とはなにか。ことばとの対比で論じられるこの映像の本質を考えることから始めます。また映像技法基礎など、ひとつの映像作品を創造し、完成させるまでの基礎的な知識を学びます。

■2年次
1年次必修科目の展開としてより高度のテーマを考察し、より専門的な技法をマスターします。映像技法の学習も、スチールを含むフィルム、二次元CG、ビデオのなかから2科目を選ぶ、などに専門化します。

■3年次
写真、ドラマ(映画、ビデオ)、ドキュメンタリー、アニメーション、コンピュータ・グラフィックス(CG)、メディア・アートと、明確な専門形式の選択肢が設けられます。選択科目もコミュニケーション研究、作品研究、未来工房など、多彩な講義が開設されています。

■4年次
専任教員ごとにゼミナールが開講されます。ここでは各学生の専攻に沿った高度なステージが用意され、多彩な局面への対応に備えています。

■卒業制作
4年間の学習の成果を結集し、自らテーマを定めて制作を行ないます。なお、これらの作品は卒業制作展に展示されます。


進路

 放送局やTV番組の制作会社、広告代理店・プロダクションをはじめ、ゲーム業界、アニメーション制作会社など多岐にわたっています。また、CGクリエイターやメディア・アーティストとして活躍する者も多くいます。自身のクリエイティビティを発揮して、自在に活躍できるフィールドは大きく広がっており、必ずしも企業に就職することが目標とはならないことも、本学科の特徴といえるでしょう。

最近の主要就職先社名
アマナ、オムニバス・ジャパン、コーエー、サカモト、レマン(C.C.レマン)、スクウェア・エニックス、世界堂、セガ、宣伝会議、太陽企画、デルフィス、テレビマンユニオン、電通テック、東芝デジタルフロンティア、任天堂、博報堂アイスタジオ、ピラミッドフィルム、マックレイ、ヤフー、ライスフィールド、ロボットなど


研究室スタッフ


●助手
関 ひとみ
竹中 俊明
長井 勇

●教務補助
隈部 円
新開 緑
山崎 連基