●風景の奪還vol.4 星晃「絵画のコスモロジー」
2003年12月1日(月)~12月20日(土)
●塗り固めて乾いた、岩絵の具を拭きとったり、削ったりする星晃がいる。
星の表面は、ひとつであって、ひとつでない。描きかさねていくうちに、時もまた
共振しあう。それが、物質の恩寵。絵画はいくつもの時、いくつもの層で重ねられ
て、唯一の表面として交感しあう。
顕れる表面もまた、移りかわる。
丹念な仕事のなかで、奇跡を待ちのぞむ、星晃がいる。
わたしたちもまた、待ちのぞむ。
星晃の表面で、絵画の宿命、時の深遠から現れる、未踏の風景に出会うのを。
※抜粋
(新見隆/本2003年度キュレーター)
photo:untitled, 1999, 和紙に岩絵具, 204x202cm (C)Akira Hoshi
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