043. CELL−BLOCK
川合真琴
作者コメント:
近年、東京を中心に高層マンションや高層オフィスが立ち並ぶ様子をよく見かける。その中で生活している私は、その存在から無機的な現代感を感じると同時に、有機的な生物感を感じてならなかった。そこで、高層建築の外観をモチーフに、顕微鏡で細胞を見ているかの様なイメージを作り、都市のDNAを切り取ろうとした結果、この「CELL-BLOCK」が出来上がった。  
044. チルト−キルト
金 度希
作者コメント:
私が普段生活している場所を、縦方向360°に撮ってみた。

場所は、それぞれの人の思いによってその意味が変わってくると思う。

いつもの取り留めもないその場所を撮影した際、私はもうすぐここを去るということの寂しさから生まれた新たな姿に気づいた。
045. baby complex
篠原彩子
作者コメント:
女は自分に子どもができないことに絶望していた。
夫婦は所詮、赤の他人。
“子どもができない”恐怖と“夫が自分から離れていく”不安の挟み撃ちに襲われた時、女はある特異な思考へと誘われ、愛するものへの異常な執着心が女を奇行へと走らせる…。

制作において、私は演出らしい演出をしていない。
共に生きること、働くこと、依存すること。
それらを皆で問うた時、そこには演者もカメラマンも録音も監督もなかった。
その空気、時間を作れたことが唯一の演出だったと思う。
046. おひっこし
末澤 慧・上田穂高・高柳 敦
須藤達也・保元宏和
作者コメント:
ある日の引越し、置物の猫が一匹はぐれてしまいます。
そして、そこから思いもよらぬ大冒険がはじまります。
全編を鉛筆による手描きアニメーションで、ときにはCGを使用しながら作りました。
作品を作りながら、おもしろい映像とは観客への気遣いを積み重ねることで出来上がるのだと感じました。
脚本も絵コンテも作画も撮影も編集も、とにかく他人が観る事を意識し、スタッフや先生と議論を重ねながら作り続けました。
047. i
see sawing
村上賀子
作者コメント:
無意識に蓄積されていくイメージとその光を感じる器官である眼。
見るということはどのような行為で、それがどのように人の中で記憶されていき、どこへ向かって行くのでしょうか。
既視感の光景と抽出された眼は、思い出されることのないイメージや見るという認識行為の中でこぼれ落ちていくもののアイデンティティーです。
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