075.
outopos
小磯里沙
作者コメント:
ここで、私の作品に難解な学説や証明は必要ないだろう。私が綴る作品は私自身のもう一つの姿であり、とある女性の人生の一遍でしかないのだから。しかし、それは同時にあなた自身に重ねられるかもしれない。人生という旅で私達は、天秤を使い、駆け引きをし、心行くまで羽を広げると同時に思わぬ足かせを強いられる。そのさなかで変異する細やかな精神の流動的な変化を一つ一つ摘み取り実体とすることがテーマであり、私にとっての表現である。
076.
循環−circle of water
孫 于景
作者コメント:
映像作品「循環」は、滝、川、海の水と、水と共にある都市や人間生活を題材にした。自作の撮影装置やフィルターによって風景や人間が映っている映像をデフォルメし、絵画の巨匠であるロスコ、ターナー、モネ、ベーコンのような絵画作品への接近を試みた。それぞれの風景映像の抽象化は、最後に抽象絵画へ到達するように編集した。生命の誕生、成長、宇宙、そしてニーチェの永劫回帰(人生の無限な肯定)に基本思想をおいている。
077.
time gradation
椋本友加子
作者コメント:
ダンスの公演をみにいくと、舞台上が一つの世界観で満たされ、めくるめく変容していく様子に、いつも胸が高鳴る。
モノがモノとして存在する舞台のリアリティ。
モノはビデオカメラでとらえた瞬間から記録された映像へと変わる。
カットとカットをつなぐことで映像は語りだす。しかし私の関心は映像の演出法の研究ではなく映像そのものにあった。カットのつなぎによって語るのではなく、舞台の場面展開のような一連した時間の流れによって展開される映像が作りたいと思った。
映像それ自体がある規則を持ち、それがリズムとなるような映像が作りたいと思った。
そして、なによりも映像による舞台を上演したかった。
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