
岩田俊彦
作者コメント:
「すうじかな?」とは、日頃よく目にする『数字』がカウントダウンしていき、あるところで回転することで、全く別の意味である『ひらがなに見えるもの』に変わるというものです。
数字としての意味/文脈から、まったく異なるひらがなの意味/文脈へと変わる様子を表現することで、何か新しいものを発見する喜びや、普段身近にあるものにさえ、まだまだいろいろな見方があるということを感じ取ってもらえたい、と思い作りました。
岩田 恵
作者コメント:
ペルーやナスカを知らない人に向けて、ナスカの彩土器に描かれたどうぶつの魅力を伝えることをテーマに「ペルー キャラクター ブックス」を制作しました。実際にペルーに行き、自分なりに空気や文化に触れたことと、子どもたちに向けてのフィールドワークによって、自分が見て聞いて体感したことを取り入れた作品を目指しました。それによりこの絵本シリーズが、新たな視点でペルーを知るきっかけとなれば嬉しいです。
056.
なぜ日本で若手の写実派イラストレーターが育たないのか
加賀谷レイミ
作者コメント:
イラストレーションは紙面を彩るだけではなく、情報伝達手段の一つでもある。そのイラストレーションで起きている変化を観察することは、社会の変化に目を向けることに繋がる。近年のイラストレーションで起きていることと言えば、写実度が高く、細部まで緻密な絵を描く若手のイラストレーターが育ちにくいということである。その現象を視ながら、日本人が近代化の中で得たもの、そして失ったものをもう一度見直したい。
057. タイプフェイス Obscuring
門脇健一
作者コメント:
この卒業制作は、知的障害者の日記小説『アルジャーノンに花束を』をモチーフに「主人公の知能の変化を、テキストの読み易さに置き換えてヴィジュアル化する」タイポグラフィの実験です。
原文では、スペルミスや文法の間違いを用いて表現される、主人公の知能の変化を、フォルムを削ったアルファベットによって表現しようと試みています。これによって機能性だけに依らない、印象に重きを置いた造形表現に挑もうと考えました。
058.
joi joy
榊原奏音
作者コメント:
joi joyとは、あそびの本質『単純・明解・楽天・カラフル・エンドレス・余白』をベースに生まれた『あそばれるおもちゃ』ではなく『あそぶおもちゃ』。
対象年齢や対象人数、こども達のニーズや関わりによって独自のあそび方やルールが主体的に生み出されていく。
性別・年齢・言語・心身のハンディキャップ等の壁を越えて、喜びを共有することの出来るツール。こどもの心を持つすべての人に贈るユニバーサルトイ。
下村牧子
作者コメント:
雪景色は“白”という色の重なりではなく
幾層もの“影”を重ねてできる世界です
雪景色を分析し、最大の魅力は“影”であり
それは普段目にする影と少し異質なのではないか仮定
雪景色の作り出す影を「雪かげ」としました
普段私たちが目にする影を「面に存在がある影」とすると
雪かげは「空間に存在を感じる影」です
一枚絵や映像ではなく
手で重ねる照明というアナログな手法で
不思議な影の魅力を伝えたいです
060. 変化でみる、物のらしさ
橘 知里
作者コメント:
私は、変化する一瞬一瞬は全て、そのもの独自の変わりゆく姿であり、変化の中にこそ、ものの"らしさ"があると感じた。私たちが普段何気なく目にしている変化こそ、物の特性を表す物であり、この研究は、そんな変化から見えてくる、ものの"らしさ"の面白さを伝えるものとして制作をした。日常生活の中でも身近な食物に対象とし、自分なりの視点でみえてきた変化の様子を、映像とグラフィックを用いて表現した。
061. 三角形を考える 視覚によって学ぶ初期幾何
保坂茉里
作者コメント:
幾何学は紀元前の識者たちが残した素晴らしい知の遺産です。
ものの「かたち」を学ぶことは人間の創作活動に関わる重要なことですが、学校で教わる図形数学は教え方も教わり方も形式化され実に窮屈なものとなっているのが現状です。
そこで誰もが一度は必ず教わる三角形の初等幾何を題材に、点や線、角や平行などの図形の面白さを「視覚」で訴える数理モデルを制作し、観察や操作といった具体的な行為を通して数学の原理を理解できるものを目指しました。
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