
岩渕真理
作者コメント:
約7ヶ月、自宅の庭に訪れるキアゲハを中心に卵から飼育していきました。
観察を続けると、今まで知らなかった昆虫の生態が次々と目の前で繰り広げられ、昆虫が生き残るために厳しい環境をくぐり抜けている事、一種類の生き物に様々な昆虫が関わり合っていることを発見していきました。
この気付きと観察を元に庭で見られた昆虫の生存率、昆虫達が残してくれたリアルな素材を使ってキアゲハの一生や昆虫生態の面白さを視覚化しました。
019. しいたスタイル
〜自閉っ子のための玩具〜
川瀬康子
作者コメント:
自閉症児しいたの『並べる』というこだわりの行動に注目した彼のための玩具が『しいたスタイル』です。6つの冊子に編成した彼の日常をヒントに1000個のカラーボールをベースにした、カチッと、ピタッとはまる並べ遊びの玩具を提案しました。この玩具が数や言葉などの学習への応用や彼自身の表現の幅を広げるきっかけとなる事を期待しています。玩具としてだけではなく自閉症の子どもたちのこだわりを私たちも体験出来るものになればと考えています。
東泉沙也夏
作者コメント:
やまとことばとは、まだ日本に文字が存在しなかった、遠い昔の話し言葉、コミュニケーションツールです。
しかし、そんな昔のことば達が、今現在も、私達日本人の生活、考え方、文化、美意識、宗教観の根幹となっています。
この作品は、インタラクティブ、ダイアグラム、本などのメディアを使って、やまとことばが形成していった世界を提示する辞典のような作品です。
これをすべての日本人と、日本に興味を持ってくれている方々に捧げます。
021. プロパガンダの解剖
レッツ・プロパガンダ
保田卓也
作者コメント:
考えや行動を広め促す行為。身の周りに溢れているこのことをプロパガンダという言葉の定義だと考えています。私は両世界大戦中のプロパガンダ、特にポスターの分析と比較を試みました。当時の人が「何を目的とし、どんな方法を使って大衆に語りかけたのか」自分で解釈するためです。資料は過去のものですが、その手法には今にも通じるものが沢山あります。そのことは、人に何をどう伝えるのか考える必要性を私に感じさせるのです。
022. cubic flip books
山下順平
作者コメント:
フリップブックは、映像を手に取れる「立体物」として可能性を感じる媒体です。私はその側面(小口)に浮かぶ、映像の断層に注目しました。そこには映像の端の部分がパラパラと積み重なっていき、思わぬヴィジュアルが生み出されます。側面のヴィジュアルを意味のあるものに設定し、そのヴィジュアルと中身の映像に関係性を持たせた、10種類のフリップブックを制作しました。パラパラめくりながら動きと重なりを楽しんでいただければ幸いです。
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