武蔵野美術大学 造形構想学部
クリエイティブイノベーション学科学科案内 2022

このままで世界はいいのだろうか

もう約束された未来はなく

私たちの手にゆだねられている

海と山の変わらない豊かさを

街々のにぎわいを

心とからだの安全を

差別のない公平さを

資源の循環利用を

再生可能なエネルギーを

私たちの手で

すべて実現していこう

本学科の特徴

本学科では、高度な「実社会における学び」を重要視しています。社会における様々な課題、状況に対して主体的に課題を発見することと、その課題を解決するためのプロセスを導くことを、プロジェクト型で探究しながら「創造的思考力」を習得します。創造的思考力を身につけ、社会的イノベーション、新たな価値の創出に寄与する人材を育成していくことが本学科のビジョンです。

社会課題解決型プロジェクトを
プロフェッショナルたちと実践

本学科の専門課程(3・4年次)では、提携企業・自治体と共創する社会課題解決型プロジェクトに参加することになります。この授業では、持続可能な未来社会について様々な分野の専門家と直接対話しながら「創造的思考力」を磨き、実社会における社会課題解決に対する取り組みや新事業創造、イノベーションを生み出すためのデザインアプローチを、プロフェッショナルたちとプロジェクトを実践することで学んでいくことができます。

市ヶ谷キャンパス1F 産学共創店舗

観察力を高めながら手を動かして
「批評性と創造性」を磨いていく

本学科の基礎課程(1・2年次)では、美術大学ならではの本格的な造形教育を体験します。絵画、彫刻、映像、デザインのプロセスを学ぶことにより、対象に対する観察力や主題に対する表現力を鍛え、作品講評を互いに繰り返すことにより、プレゼンテーションやディスカッション能力を養います。また教養教育として、グローバルな視点での現代社会の諸問題や産業発展史などもあわせて学び、実社会で役立つクリティカルシンキングの土台を身につけます。

鷹の台キャンパス15号館 アトリエ

世界の新潮流を見据えた
専門領域の包括的な学習

本学科の教育・研究領域では「創造的思考力」を磨いていくために、世界の潮流を見据えた専門領域としてビジネス、テクノロジー、ヒューマンバリューを学びます。ビジネスでは、地域経済、循環型社会、マーケティングやブランド戦略などを。テクノロジーでは、デジタルメディア、オブジェクト指向デザイン、データマイニングなどを。ヒューマンバリューでは、サービスデザイン、UXデザイン、デザインリサーチなどを、包括的に学習します。

市ヶ谷キャンパス授業風景

産学プロジェクト

2022年度の産学プロジェクトは、東京都⽇本橋浜町、東京都銀座、千葉県館山市、北海道森町、千葉県大多喜町、大分県日出町、宮崎県などの地域で実施されました。学内の中間発表、最終発表を経て、現在も多くのプロジェクトが各地域と連携しながら継続しています。

カリキュラム

基礎課程(1・2年次)では、造形教育の拠点・鷹の台キャンパスで実習・講評を繰り返し「創造的思考力」を養います。専門課程(3・4年次)では、社会との接点を重視した市ヶ谷キャンパスで創造性を社会で生かす方法を実践的に学びます。

基礎課程(1・2年次)

基礎課程は本学のメインキャンパス・鷹の台キャンパスにおいて、造形・教養教育と現代社会・産業知識という2つの軸で「創造的思考力」を養います。学生はまず、CI学科の学生専用のアトリエや工房で絵画・彫刻・映像などの基礎を学び、対象を観察する力や自らの手で表現する力を養い、物事に対する新たな視点や認識を得ます。また、作品を批評する「講評」を繰り返し、思考を整理する力やプレゼンテーション力、コミュニケーション力を磨きます。こうした造形教育で培われる「創造的思考力」を生かすためには、それを必要とする社会への理解を深めることが大切です。そのため、現代社会や産業を含めた幅広い教養教育も展開し、多様な視点・切り口から、物事に潜む問題を見抜く観察力や洞察力を磨きます。

専門課程(3・4年次)

専門課程では、都心の市ヶ谷キャンパスに拠点を移し、「創造的思考力」を実社会で応用するための具体的な方法を、プロジェクトベースの実践的な学びで身につけます。「クリエイティブビジネス」「クリエイティブヒューマンバリュー」「クリエイティブテクノロジー」という3つの専門領域について実践的に学習・研究し、都心の立地を生かして、提携企業や自治体との合同授業や産学プロジェクトなどリアルな課題に挑戦しています。また、学生が積極的に海外留学やインターンシップを経験できるように、3・4年次は1年を4分割するクォーター制を導入しており、さらに大学院造形構想研究科と一体の教育を行うなど、より多様で、高いレベルの学びの環境を用意します。