木村承子さん（映像学科卒業）が制作した映画「恋に至る病」の上映のお知らせ。

第21回PFFスカラシップを獲得して完成させた劇場用長編デビュー作「恋に至る病」が、渋谷ユーロスペースを皮切りに全国公開されることになりました。病的にポップで新しい恋の物語です。是非、劇場でこの恋の顛末をご覧下さい。

【あらすじ】高校で生物を教えるマドカ（斉藤陽一郎）は、授業中、私語や居眠りをする生徒を注意すらできない対人恐怖症の教師。そんな彼のことが大好きなツブラ（我妻三輪子）は、マドカの癖を観察してはノートに書きとめ、性器を交換することを妄想していた。ある日、マドカはツブラから強引にセックスを迫られ、その拍子にツブラの妄想が現実になってしまう。パニックに陥ったマドカは、ツブラを連れて今は空き家になっている実家に避難するが……。
そこへ密かにツブラを慕うクラスメイトのエン（佐津川愛美）と、彼女を追ってきたマル（染谷将太）も駆けつけ、奇妙な共同生活が始まる。ツブラとマドカは元のカラダに戻れるのか、そして4人の恋の行方は……!?

【木村承子プロフィール】1986年、茨城県出身。「ＰＦＦアワード2009」にて、処女童貞喪失の通過儀礼を幻想的に描いた『普通の恋』で審査員特別賞を受賞。第21回ＰＦＦスカラシップを獲得し完成させた長編デビュー作『恋に至る病』は第62回ベルリン国際映画祭フォーラム部門に正式出品を果たし、第36回香港国際映画祭では審査員特別賞に輝いた。

「恋に至る病」公式サイト