旅の画家ヴィジェ=ルブランのイタリア紀行 ―フランス王妃マリー=アントワネットとナポリ皇太子の肖像画―

日程 2013年2月27日(水)
15:00-18:00 *最終発表時刻は17:15-17:45
場所 芦原太郎建築事務所

佐々木慶一さん(金沢美術工芸大学芸術学修士2年/芸術文化学科卒業)の研究発表。
写真資料等を展示し、15:00から18:00までの間に随時研究解説あり。

協力:A-ARCHITECTS.NET(芦原建築設計研究所主宰)、児島学敏講師(芸術文化学科)

私がこれまで追及をしてきたフランス人画家エリザベート・ルイーズ・ヴィジェ=ルブランについて論じます。
画家ヴィジェ=ルブランは18世紀の有名なフランス王妃であるマリー=アントワネット付きの画家でありました。
けれども、ヴィジェは1789年のフランス革命の影響で、イタリアやオーストリア、ロシア、ドイツへと亡命しました。 亡命生活は約12年間に及んだと言います。
本発表ではヴィジェ=ルブランが王妃アントワネットに仕えた時のことから、イタリア半島ナポリ王国へ到達してからもなお、精力的に制作活動を繰り広げていった経過を論じるとともに、ヴィジェが描いたナポリ皇太子フランセスコの肖像画について論じて、この絵には当時のヨーロッパにおける複雑な国際情勢の様子が暗に示されていることを述べます。
みなさま、もしよろしければご来場ください。

芦原太郎建築事務所

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