第2回 Linked Open Data(LOD)とオントロジー勉強会

日程 2013年8月5日(月)
18:30-20:30
場所 大阪大学中之島センター 講義室303

中野圭講師(造形文化研究室コンピュータ演習)が、昨年に引き続き実行委員会のビジュアライゼーション部門の設立にて協力しているイベントのお知らせ。今年は更にLODの技術説明を担当している。

日時:平成25年8月5日(月)18:30-20:30

会場:大阪大学中之島センター 講義室303

参加費:無料(ご関心のある方はどなたでも参加いただけます)

参加申し込みは,本Faceboookイベント上,もしくは,以下のサイトよりお願いします。

内容(予定):

18:30-18:45「LODとオープンデータに関する最新情報」の紹介

(担当:大阪大学産業科学研究所 古崎晃司)

18:45-20:00「Linked Data -Webをグローバルなデータ空間にする仕組み」を教科書とした勉強会

『第4章 つながるデータをデザインしよう』

(担当:総合地球環境学研究所 南佳孝,他)

20:00-20:30「LODを利用するための技術・ツール」の紹介

(担当:大阪大学産業科学研究所 古崎晃司)

関西圏で,Linked Open Dataおよびオントロジーについて関心のある集まって,基本的なところから勉強できる場としたいと考えておりますので,是非,ご参加下さい.

LODとは

Linked Open Data(LOD)は、Webの技術を利用して、計算機が処理しやすい形式で情報を共有する新しい仕組みです。

インターネット上のオープンな場へLODの形式で発信することで、情報を多くの人々へ広くかつ迅速に伝えることが可能となります。

また、発信された情報を、Web上で共有したり相互につなげる(Linkする)ことによって、Web上に巨大な知識データベースが形成されています。

こうした知識を利用することで、価値ある新しいサービスが立ち上がり始めています。

これまでのWebは、HTMLで書かれた文書どうしがハイパーリンクで結ばれた、「文書のWeb」でした。

人間は、ハイパーリンクをたどって文書を閲覧したり、検索エンジンサービスに対してキーワード検索することにより、情報へアクセスしていました。

例えば、ある書籍についての情報を、出版社、書店、図書館、クチコミなどの各Webサイトが持っていたとしましょう。
それらが同じ書籍についての情報であることは、人間が読むと理解できますが、計算機に判定させるためには、書籍のタイトルや著者などの名称を抽出したり、同一の名称かどうかを調べたりするなど、ひと手間かける必要があります。 LODは、計算機が処理しやすいように、書籍のタイトルや著者といった最小単位のデータを扱い、それらのデータどうしをリンクで結ぶことによって、情報を表現できるようにしたものです。

これらの情報をインターネット上のオープンな場へ発信し共有することによって、他の計算機が参照したり、新しいデータをリンクとともに付加したりすることが可能となります。Linking Open Data運動を通して、LOD形式のデータの公開とリンクが広まってきており、インターネット上に「データのWeb」と呼ばれる巨大なデータベースが形成されています。

Linked Open Dataチャレンジを通して、日本発のデータ、日本語のデータのオープン化と共有を促進し、データを利用した価値ある新しいサービスを創造していきましょう。

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