セマンティックWebコンファレンス2014 ー世界につながる日本のLODー

日程 2014年3月7日(金)
10:00-17:30 *受付9:30-
場所 慶應義塾大学 三田キャンパス 北館ホール(東京都港区三田2-15-45)

中野圭講師(造形文化研究室コンピュータ演習/映像学科)が、2012年より実行委員会のビジュアライゼーション部門の設立にて協力しているイベントのお知らせ。2013年よりLODの技術説明を担当している。今回の受賞式で使われる音楽の制作監修も担当。

プログラム:

10:10-10:30 セマンティックWeb委員会活動報告

10:30-11:30 ライトニングトーク

      展示受賞者

11:30-13:00 昼食 デモ展示見学

13:00-14:00 基調講演 「Beyond the Visionaries: Taking Linked Data Architecture to the Next Level」

       Richard Cyganiak(Insight Centre for Data Analytics at NUI Galway)

14:00-14:30 LODシステム開発事例紹介「LOD活用基盤 -LOD for all- のご紹介」

       粂 照宣(株式会社富士通研究所)

14:30-15:00 デモ展示見学

15:00-17:30 Linked Open Data チャレンジ Japan 2013 授賞式

18:00-20:00 懇親会

参加費:無料(ご関心のある方はどなたでも参加いただけます)

参加申込:予約は終了。一部当日の参加も可能。

*詳細は下記をご参照ください。

***
LODとは
オープンデータの市民利用はますます重要となってきています。今年度中は伊豆大島の大雨、山梨の大雪による被害、災害からの復旧にも役立っております。

Linked Open Data(LOD)は、Webの技術を利用して、計算機が処理しやすい形式で情報を共有する新しい仕組みです。
インターネット上のオープンな場へLODの形式で発信することで、情報を多くの人々へ広くかつ迅速に伝えることが可能となります。
また、発信された情報を、Web上で共有したり相互につなげる(Linkする)ことによって、Web上に巨大な知識データベースが形成されています。
こうした知識を利用することで、価値ある新しいサービスが立ち上がり始めています。
これまでのWebは、HTMLで書かれた文書どうしがハイパーリンクで結ばれた、「文書のWeb」でした。
人間は、ハイパーリンクをたどって文書を閲覧したり、検索エンジンサービスに対してキーワード検索することにより、情報へアクセスしていました。
例えば、ある書籍についての情報を、出版社、書店、図書館、クチコミなどの各Webサイトが持っていたとしましょう。
それらが同じ書籍についての情報であることは、人間が読むと理解できますが、計算機に判定させるためには、書籍のタイトルや著者などの名称を抽出したり、同一の名称かどうかを調べたりするなど、ひと手間かける必要があります。 LODは、計算機が処理しやすいように、書籍のタイトルや著者といった最小単位のデータを扱い、それらのデータどうしをリンクで結ぶことによって、情報を表現できるようにしたものです。
これらの情報をインターネット上のオープンな場へ発信し共有することによって、他の計算機が参照したり、新しいデータをリンクとともに付加したりすることが可能となります。Linking Open Data運動を通して、LOD形式のデータの公開とリンクが広まってきており、インターネット上に「データのWeb」と呼ばれる巨大なデータベースが形成されています。
Linked Open Dataチャレンジを通して、日本発のデータ、日本語のデータのオープン化と共有を促進し、データを利用した価値ある新しいサービスを創造していきましょう。

関連記事