山本靖久教授（共通絵画）の展覧会のお知らせ。

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人間は自然の中では、他の生物、動物たちと何ら変わらないはずなのに、身勝手に自然環境を破壊し続けています。また人間同士の争いも絶えることはありません。
私は、現代の豊かさに対する反問譜としての原初の情景をずっと描いてきました。自然の中で動物たちと光、風、水を共に感じ、生きていくことは出来ないのだろうかと考えます。
今回の個展では、「共生・Symbiosis」をテーマに、平面で描いていたものたちを立体作品として表出させしました。素材は石粉粘土で造形して、平面と同じカゼインテンペラ、アクリルで彩色しました。
石粉粘土をイメージする滑らかで美しい形象が表れるまで捏ね、削り、足しを繰り返しながら制作します。彩色をする段階でも、彫る、擦るを繰り返しながら、柔らかな手触りのある質感を求めたつもりです。
今展をご覧になった方々に作品から私の感じる「豊かさ」を感じて頂けたら。そして心安らかな時間の中で「今」を考えて頂けたら幸いです。
（ギャラリーアルトンwebサイトより）

ギャラリーアルトン