産学共同研究成果発表会(株式会社バンザイファクトリー×武蔵野美術大学)が開催されました
掲載日:2016年6月2日(木)
本学は、東日本大震災後に岩手県陸前高田市でIT技術を駆使した木工製品を製造・販売する株式会社バンザイファクトリーと協働し、ユニバーサルデザイン検証を取り入れた木材によるスマートフォンケースのデザイン開発を行い、その成果発表会が、6月1日(水)に武蔵野美術大学デザイン・ラウンジにて開催されました。
発表会では、高橋和良代表取締役(株式会社バンザイファクトリー)が研究の概略を説明し、材料調達から製造までの行程を陸前高田で行うことで、現地の雇用を生み出し、ものづくりを通じて復興につながる事業としていくことを目的の一つとしていると語りました。
続いて田中桂太教授(工芸工業デザイン学科)が製品化までの過程について説明し、強度と構造の関係性や握りやすさと造形の関係について精度の高いプロトタイピングをし、人間工学的に身体にかかる負担の数値化を行った点などを紹介しました。
そして、鶴岡信治教授(三重大学大学院)が演壇に立ち、産学連携のあり方などについて解説をしました。参加者の方々は、試作を重ねたプロトタイプや完成品を手に取り、製作過程や木目の美しさを体感しました。このiPhone6/6sに対応したスマートフォンケースは、6月下旬より発売を開始する予定です。
株式会社バンザイファクトリー×武蔵野美術大学 産学共同研究成果発表会 〜陸前高田発の復興へ向けたものづくり〜
15:00-15:05 | 全体説明 |
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15:05-15:15 | 「ユニバーサルデザインのiPhoneケースをデザインする」 (株)バンザイファクトリー 代表取締役 高橋和良 |
15:15-15:35 | 「陸前高田発の復興へ向けたものづくり」 武蔵野美術大学 工芸工業デザイン学科 教授 田中桂太 武蔵野美術大学大学院 修士課程工芸工業デザインコース2年 綾部琢磨 |
15:35-15:45 | 「ユニバーサルデザインの数値化研究について」 三重大学大学院 工学研究科教授兼副学長、理事 鶴岡信治 *バンザイファクトリー・高橋代表取締役は三重大学大学院博士課程在籍中。 |
15:45-16:30 | 質疑応答、取材 |
撮影:広報チーム
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