東北地方太平洋沖地震に伴う対応・対策について

2011(平成23)年4月1日
武蔵野美術大学

この度の東北地方太平洋沖地震で被災された方々には、心よりお見舞い申し上げます。
在学生及び在学生保護者の方からご心配のお問い合わせをいただいております。既にお知らせした内容も含まれていますが、以下は本学の被災状況、東京の現状、本学の対策・取り組みです。

(1)武蔵野美術大学キャンパスの被災状況

通学課程の学生については、東北地方及び周辺地域出身の学生及び入学予定者全員の無事が確認されています。また、通信教育課程の学生については、現在安否を確認中です。
建物について、内装壁面のひび割れなどはあったものの、幸いなことに大きな被害には至りませんでした。震災後、耐震等専門業者による現場検査を行い、安全が確認されています。4月11日からの新学期に向け、全学生が安心して勉学に取り組める学習環境を整えるべく準備を行っています。

(2)東京の現状

*2011年4月1日現在の情報です。状況は常に変化しておりますので、最新の情報をご確認ください。

■電気・ガス・電話等について

電気は、グループごとに計画停電が実施されており、1日3時間程度停電となることがありますが、大きな混乱は現在のところ発生していません。
なお、鷹の台キャンパスの計画停電グループは第3グループB、吉祥寺校は第1グループC(新宿サテライトは計画停電外地域)となっており、WEBにて計画停電スケジュールをご確認できます。
ガス・電話については全く問題なく使えます。ただし、本学内で停電が実施されている間は、本学への電話、faxは不通になります。(大学webサイトの閲覧は可能です。また、メールサービスも停止となりませんが、大学内でのメール受信はできません。)

■食料・生活用品について

地域にもよりますが、牛乳・紙類等は1人1個などの購入制限を行う商店もあります。ただし、生活に大きな支障があるという状態ではありません。

■公共交通機関について

路線によって電車・バスともに間引き運転が実施されています。
本学キャンパスにアクセスするJR中央線・西武バスについては、現在は通常運転を行っています。西武国分寺線については、平日は通常運転ですが、土休日は、昼間時を中心に運転本数を減らした運転(間引き)となっています。

■放射能による影響について

福島原子力発電所と東京は250km以上離れており、原発事故放射能汚染による野菜や水の不安も、現在のところはありません。
適時、正確な情報を入手し、冷静な対応をする必要はあります。

(3)本学の対策・取り組みについて

■具体的な対策・取り組み

・学生の安全優先

1. 入学式は全体の式典や懇親会は中止し、学科ごとに行います。新入学生のみの出席としておりますので、保護者の方はご遠慮ください。また、通学課程オリエンテーション・授業開始日を1週間繰り延べます。

2. 4月1日(月)16日(土)(3、10、17日(日)は入構禁止)の期間はサークル等の課外活動は9:00-17:00までとします。

3. 地震及び交通情報、計画停電などに関する情報の伝達を学内外の学生・教職員に徹底します。

・計画停電への対応

4. 計画停電に合わせた授業計画を作成します。

5. 停電時のトイレなど水周りの安全な使用環境を確保します。

・罹災学生への支援

6.入学金免除、学費減免措置または学費延納願いの受付、武蔵野美術大学緊急災害奨学金(贈与)を実施します。

・学生への心のケア

7.学生相談の随時受付を行います。

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