日程 |
2017年6月20日(火) 18:00-19:00 *17:50開場 |
---|---|
場所 | 武蔵野美術大学 1号館 103教室 |
関野吉晴教授(教養文化)が開催する講座のお知らせ。
***
「1960年代アメリカ美術 市場独占主義と反逆者:草間彌生とグローバル化する美術市場」
講師:山村みどり
武蔵野美術大学卒業後、株式会社アートフロント・ギャラリーにてファアーレ立川外国人アーティストの選考に携わり、プロジェクト終了後渡米。2012年、ニューヨーク市立大学で美術史博士号を取得。2004年よりニューヨーク近代美術館講師。2006年スミソニアン・アメリカ美術館特別研究員、メロン財団特別研究員 などを経て、2016年までフォーダム大学常勤講師。近著にテートモダーン/ホイットニー美術館の『草間彌生』、マサチューセッツ工科大学出版『Yayoi Kusama: Inventing the Singular』などがある。2016年7月より日本学術振興会博士研究員として、2年間日本に滞在、2018年イギリス、リアクションブックスより出版予定の『Japanese Contemporary Art After 1989: Emergence of the Local In the Age of Globalization』を調査、執筆中。
アーティスト草間彌生と、アート・ディーラー レオ・キャステリは、共に1950年代のマンハッタン・ダウンタウンのマルチカルチュラルなアートシーンでキャリアをスタートさせた。草間は日本人女性でありながら、当時はニューヨークのアートシーンの一員として受け入れられた。しかし、アートマーケットがグローバル化すると共に、彼女は周辺的な立場に追いやられ、変性意識状態を作り出すサイケデリックライトショーを通して、科学的に人々の性や人種に関する考え方を変えようと社会改革を目指した。そして、自分の意見を表明しないことで社会の優位立つアンディー・ウオーホールの一派と競い合った。このトークでは、社会的マイノリティーが、その社会体験からそれまでになかった唯一無二な表現を作り出す過程を、日本初公開のオランダでの《裸のハップニング》(1967年)の映像も交えて検証する。
主催:地球永住計画
関連記事
PICKUP SAAYA MASAKI solo exhibition -かわいいとワクワクをつくる- 日本画学科 学部4年・大学院2年有志展「おどりばにおどれば」 油絵学科研究室主催 吉田和司氏 個展「Makeshift−アラヨッティズム−」
イベント ムサビ来校型イベント[クリエイティブイノベーション学科] CETTEN × KOSUKE TSUMURA「Project ‘MerZ’」 ムサビ来校型イベント[デザイン情報学科]
その他のイベント CETTEN × KOSUKE TSUMURA「Project ‘MerZ’」 武蔵野美術大学実験区CREATORSHIP SESSION #01 加藤晃央/CEKAI 共同代表 イノベーションを創出する創造的リーダーシップとは
大学関係者の活躍 SAAYA MASAKI solo exhibition -かわいいとワクワクをつくる- Mayumi Goto solo exhibition 「The Siege」KG+2024(京都国際写真祭サテライトイベント)
卒業生の活躍 SAAYA MASAKI solo exhibition -かわいいとワクワクをつくる- Mayumi Goto solo exhibition 「The Siege」KG+2024(京都国際写真祭サテライトイベント)
教員の活躍 CETTEN × KOSUKE TSUMURA「Project ‘MerZ’」 イノベーションを創出する創造的リーダーシップとは 特別展「内田あぐり 氾 Fluxes」