シノドス・トークラウンジ「安全保障の「歴史的転換」か、致命的な迷走か」

日程 2023年2月4日(土)
14:00-15:30
場所 オンライン(Zoom)*有料・要予約

志田陽子教授(教養文化・学芸員課程研究室)がホスト(聞き手)を務めるトークイベントのお知らせ。

安全保障の「歴史的転換」か、致命的な迷走か

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ゲスト:半田滋(防衛ジャーナリスト)
ホスト:志田陽子

志田陽子教授より
2022年12月、各新聞が「歴史的転換」と大きく報じる防衛政策「安保3文書」が、閣議決定されました。このことをどう考えるべきか、2023年1月の国会ではどのような議論が行われるのか…。学術の世界でも関心が高まり、さまざまな大学や研究機関で、法学者・理系科学者・ジャーナリストなどの専門家による緊急シンポジウムが組まれています。
アカデミック電子ジャーナル「シノドス」でも、この問題について、さまざまな大学研究者とジャーナリストが対話しながら考えるトークイベントが複数企画され、その中の1回で、志田が憲法研究者の立場から聞き手を務めることになりました。ゲストスピーカーは、防衛ジャーナリストで元東京新聞論説委員の半田滋さんです。
半田さんは、今話題となっている「反撃能力(敵基地攻撃能力)」について、安全保障のあるべき筋道に沿ったものとはいえず、自国民に誤った安心感を与え、周辺諸国にはいたずらに敵対心理を誘発しかねないものとなっている、と各種メディア上で論評しています。さらに現在の国内法の下では、この「反撃」は、国際法に反する行動になってしまう、とも。
半田さんは、この数年間、全国の「安保法制違憲訴訟」でこの問題について専門家証言を行っており、その点では、多くの法律実務家からとくに信頼されている専門家といえます。その半田さんが、この問題について警鐘を鳴らしているのはなぜなのか。シノドス・トークラウンジでは、半田さんにその解説をお願いし、本来あるべき議論の方向について、対話的に模索したいと思います。

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