本学学生が国内外において、海外の高等教育機関の教員・学生並びに現地で活躍する美術家・デザイナーや市民・団体との間で様々な交流を企画する場合、目的に応じて大学が費用の一部を補助します。

2017(平成29)年度募集要項(追加募集)

2017(平成29)年度中(2018年3月末まで)に国際交流の企画を予定し、その企画への補助を希望する団体代表者は、申請書類を提出してください。その内容が補助の対象として適切であると認められた場合、助成が決定します。

募集件数

3件

補助内容

企画全体に関わる必要経費のうち、1件当たり最高10万円の範囲で補助します。

補助対象となる経費

  1. 作品等運搬費
  2. 通信費
  3. 資料作成費
  4. 記録作成費
  5. 講演等研修費用
  6. 交流イベント等費用
  7. その他、上記に準ずる諸経費等

申請期間

2017年9月15日(金)~9月29日(金) 16:30まで
国際チームに申請書を提出してください。

  • *大学で申請内容を審査し、補助の対象として適当かどうか決定します。

応募から採択までのスケジュール(参考)

2017年9月15日(金)~9月29日(金) 応募書類提出
2017年10月2日(月)予定 学内審査
2017年10月13日(金)予定 採択案件決定
2017年10月18日(水)予定 オリエンテーション
  • *スケジュールは変更することがあります。
  • *報告書提出の義務

国際交流企画に採択されたプロジェクトは国際交流企画活動が完了後、活動報告書を提出してください。

提出期限 活動終了後、1ヶ月以内
提出場所 国際チーム 1号館 2階

2016(平成28)年度採択案件

企画名 ジャイデブ・ロアジャ アーティストトーク
場所 武蔵野美術大学
実施日 2016年11月28日
内容

本学にて、バングラデシュ出身のアーティスト、ジョイデブ・ロアジャさんによるトークイベントを行った。前半のトークでは、どのようにして絵画とパフォーマンスという、自身の表現方法に至ったかをお話いただいた。美術教育が恵まれているとは言えない環境で絵画を学んだジョイデブさんは、チッタゴン大学を卒業後、友人と共にporapara space for artistという団体を設立し、大学ではできなかった新しい自分たち独自の表現方法を模索した。その中で自分のやりたかったことはパフォーマンスアートだということを知り、それ以降政治的な皮肉や、自身の故郷の森で得た素材でのパフォーマンス、表現を続けているそうだ。自由な表現が歓迎されない環境の中でも自分なりの方法で作品を作り続けたジョイデブさんの姿は、表現に悩む学生にとっての励ましとなったのではないだろうか。後半のパフォーマンスと意見交換会では、実際にパフォーマンスアートを参加者に見ていただいた後、全員で考えを共有した。具体的な説明を持たないパフォーマンスアートは、観る人によって様々な解釈をすることができる。今回も参加者それぞれの意見が出てくる中で、正解を持たないパフォーマンスの魅力を学生に実感してもらえたのではないだろうか。
ジョイデブさんの、頭で考えて動くのではなく心がそのときやりたいように動くという考えに基づいて行われたパフォーマンス自身もまた、学生たちへの大きな刺激となった。今回のイベントが学生たちにとって、表現を否定されることがほぼ無いと言える日本の美大の恵まれた環境の中で、私たちは何をどのように表現していくのか、新しい視点から考え直す一助となることを期待している。

企画代表者 空間演出デザイン学科2年 小林春菜

写真:ジャイデブ・ロアジャ アーティストトーク

写真:ジャイデブ・ロアジャ アーティストトーク

写真:ジャイデブ・ロアジャ アーティストトーク

2015(平成27)年度採択案件

企画名 CAplus 第一回目展示 / CAplus Exhibition : Y-GENERATION
場所 レンタルスペースさくら
実施日 2016年3月22日~3月26日
内容

2016年3月22日からの3月26日の間、若手アーティスト団体『CA+ 』は原宿のさくらギャラリーで第一回目の展示を開催した。国境や学校、さらには分野の壁を越え、様々な背景を持ったアーティスト達が参加するところが今回の展示の見所となった。若者に人気の原宿のギャラリーを利用し、カフェのように親しみやすい、優しく活発な展示会場になるよう心掛けた。武蔵野美術大学の学生を中心に、多摩美術大学、モード学園、桑澤デザイン研究所、女子美術大学の学生で行い、その中には中国、台湾、韓国、イギリスの留学生も参加しており、国際色豊かな展示者たちで構成していたことも魅力となった。展示作品についても、グラフィック、彫刻、油絵、木工、金工といった多方面のジャンルで構成した。一週間にわたって、約200人の来場者がおり、その多くのは美大を目指している外国人留学生と外国人のアートに興味がある日本人の若者だった。展示者同士、そして展示者とお客様が気軽に交流できて、お互いに自分の価値観と世界観をぶつけ合うことができた。それがきっかけとなり将来何かの新しいものが生まれるかもしれないと期待している。

写真:CAplus 第一回目展示

写真:CAplus 第一回目展示

2014(平成26)年度採択案件

企画名 グエン・プオン・リン アーティスト・トーク
場所 武蔵野美術大学
実施日 2014年8月1日
内容

本学にてグエン・プオン・リンさんによるこれまでの活動やベトナムでのアートの状況、今後の展望などの講演が行われた。日本で美術作家として活動していく事も容易とは言いがたいが状況にあるが、社会主義国家の厳しい弾圧の下で、挑戦をし続けるリンさん及び、彼女が参加しているグループのニャサンコレクティブの活動は、これから社会に対してどう働きかけていくかを考えている学生にとって、大きな刺激となった。リンさんはアジアでアートを行うことの意義や、欧米中心主義の美術の中でどういう発信を行っていくかなどの質問に彼女なりの見解を示し、学生を励ました。そしてベトナムを知り、是非訪れてほしいと熱心に話した。この交流を通じて、リンさんは日本でのキャリアを積み、学生はリンさんの貴重な話を通して旅行などでは知ることのできないベトナムという国の一つの側面を知り、今後の活動につながるきっかけを得た。

写真:グエン・プオン・リン アーティスト・トーク

2013(平成25)年度採択案件

企画名 国際交流ワークショップ『「思い出」を交換しよう Exchange "Our Memories"』
場所 東京(日本)
内容

2013年11月23日に小平市中央公民館にて、外国人を含む、主に小平に関わりのある参加者が、思い出のある物を持ちより、互いにその思い出を語りあい、次に、パートナーの話をもとに、自らが経験をしたことがない他者の思い出を想像しながら、身近な描画材を用い、コラージュ作品を制作するというワークショップを開催した。また、ワークショップの実施後に、小平市と小平市国際交流協会の主催で毎年開催される「こだいら国際交流藝術展 2013」 (2013年12月3日~8日開催)において、ワークショップでつくられた作品を展示した。
本ワークショップの参加者の国籍は様々であり、年齢も10代から60代までと幅の広いものであった。そして、そのほとんどが小平を生活の場としているにもかかわらず、互いに日常での接点は持たない状況であった。しかし、本ワークショップを通した関わりあいのもと、はじめて互いにコミュニケーションをとりながら制作を行なってもらうことができた。また、参加者は、本ワークショップにおいて互いに思い出について語り合い、想像し合うことで、それに関するイメージを共有し、さらに、作品制作を通して第三者へ紹介するという体験をした。
今回の企画では、アートを介した国際交流の実現という目的を達することができ、このワークショップは国際交流という目的において有意義であったと思われる。また、このワークショップを通じ、小平市国際交流協会が望んでいた本学との交流、また本学の望む国際交流の実践のきっかけとなったといえる。

写真:Exchange「Our Memories」

写真:Exchange「Our Memories」

写真:Exchange「Our Memories」

写真:Exchange「Our Memories」

2012(平成24)年度採択案件

企画名 釜山―東京 版画交流展
場所 釜山(韓国)、東京(日本)
内容

2012年11月から2013年3月にわたり、東亜現代版聞協会に所属する作家や講師、学生を含む16名と、武蔵野美術大学大学院造形研究科美術専攻版画コースに在籍の学生12名による国際交流を目的とした交換展が韓国、日本の両国において開催された。
私達は、偏見の無い、あるいは作家個人の意志を反映させた両国の作品を交え社会に公開する事で、他国との関わりあいや文化について今一度考える事が、特に同世代間において必要で、あると思っている。今回の交換展で結果的に当事者、鑑賞者の中で再考される事を広く望んだ。
様々な事情から、お互いの展示に出品者が参加することは叶わず、全体的に多く悔いの残る結果となった。
しかし事後のミーティングを重ねる事で、次の場へ繋がるよう学生自身の意識を高めていく事になり、当事者として希望を持つと共に版画の学生の今後の展開に期待している。

写真:釜山―東京 版画交流展

企画名 SHUN Project
場所 福島(日本)、ニューヨーク(アメリカ)
内容

「シュン・プロジェクトJ」は、未曾有の3.11東日本大震災に対する復興プロジェクトとして2011年企画され、2012年に入り本格的活動を行い始めた。韓国語で「シュンシュン(슝슝) は風が気持ちよい勢いで吹いている様をいう擬態語であり、日本語の漢字では瞬間の瞬、旬、春にもあたる。そこで、大事な旬である瞬間を捉えることで心の春を待ち望むことを目的として、シュン・プロジェクトと名付けた。
映像とワークショップ、コミュニケーションを通してより多くの子どもたちに自分の話ができるような場をつくることを目的としてシュン・プロジェクトのワークショップは福島県相馬市飯豊小学校で行われた。
福島の子どもたちの思いのこもった1000枚以上の写真は、子供たちの声でありその思いを聞くこと、聞いてからの感想をまた届けることは、子どもたちにとってとても大事なことであり、今後を生きる大きな力になると考える。
また、震災地の子どもの話が開きたいという要望は今でも多く、特に海外から注目されている。
そこで、ニューヨークのギャラリーでの展示を企画している。

過去の採択案件(抜粋)

採択年度
(件数)
企画名 場所 内容
平成24年度
(2件)
釜山―東京 版画交流展、他 日本、韓国 東亜現代版聞協会との国際交流を目的とした交換展を韓国、日本の両国において開催。
平成23年度
(2件)
14「弘益大学×武蔵野美術大学」、他 日本、韓国 国境を越えてお互いの国で展示を行い交流を深めるというテーマのもと作品制作を行い、武蔵野美術大学、弘益大学の14名による合同展覧会。
平成22年度
(3件)
mediActions, 他 日本 メディアを通して、様々な異文化の視点から社会への参加におけるメディアテクノロジーの役割を検討するワークショップ。
平成21年度
(2件)
みんなのもりプロジェクト、他 韓国・フランスなど 境界を越えて、自由につくる「子どもワークショップ」の実施。
平成20年度
(1件)
二つの都市物語 韓国 自然と対等であることを目指している「イメージフェノメナン」という新しい映像表現を韓国に伝えたいと交流展を企画。
平成19年度
(2件)
バリ島ワークショップ2007、他 インドネシア 日本とは異なる風土で採れる素材を用いて、各々のイメージで空間造形を試みる。
平成18年度
(2件)
「Designが創る自然」、他 韓国 「失われつつある身近な自然」をテーマに日本と韓国の学生が共同で作品を制作し展覧会を開催。

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