国際チームでは、グローバル人材育成プログラムの一環として英語力強化に向けた取組みを実施しています。下記講習会は、「自らの言葉で自身の作品を海外に向け発信」するのに必要な英語力とスキルを身に付けることを目的とし、参加者は美術・デザインに関する英語能力の向上を目指します。講習会は学外から派遣された講師が担当し、すべて英語で行われます。
参加者へのインタビューを掲載しています。 Globalize! レポート13「美大生のための英語講習会」
2019年 3月実施:ディスカッション
- スケジュール: 90分×8コマ(4日間)、2クラス設定
- 参加者は、A(中上級)コース・B(初中級)コースに分かれて受講。
1日目 | 他者の作品について話す |
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2日目 | 創作材料について話す |
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3日目 | 自分自身の作品について書く |
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4日目 | 自分自身の作品を発表する |
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参加者の声
視覚伝達デザイン学科 4年[A(中上級)コース参加]
美術作品などから会話を始めるので、感覚的に言葉を選びやすかった。これが突然お互いのことや当たり障りのない話題で会話を始めるとなると、とても話し出しづらかったと思う。全員に美術という共通項目があるというのは良かった。いきなり会話は難しいのでフレーズから始めるというのは高校等の英語の授業を思い出し、取り組みやすかった。また、前回の授業で学んだ英単語をその言葉を説明してパートナーに当てさせるゲームは頭を使うし単純に説明できないので語彙を駆使する分、難しくもあったが達成感があった。
空間演出デザイン学科2年[B(初中級)コース参加]
講師が日本人だと思っていたのと、全て英語で行われると思っていなかったため最初は戸惑ったが、だんだんと慣れてくると、繰り返し聞こえる単語が増えたり、実際の文法が学べた気がした。
話の途中にはさむ単語などは、普段教科書などでは中々学べないため、とても良い機会だった。
周りにいる学生たちともレベルが同じくらいだったため、協力し合いながら授業を進めることができ、同じ思いを共有する仲間もできて楽しい時間を過ごすことができた。
講師の聞き取りやすい声、ある程度簡単な単語を使用しての授業、進むペースもちょうど良かった。
授業で扱った自分の知らないアート作品や海外の作家も知ることができ、講師からオススメのアプリや美術関連サイトも教えていただいたので、英語力も美術の知識も上がった気がする。
みんなで1つの作品について対話することはいつも通りの流れだが、英語となると単語を知っていないと難しいということにも気がつけたし、プレゼンテーションの準備もしたので、同時に自分の作品についても深く考える事が出来た。
油絵学科 4年[B(初中級)コース参加]
美大生向けということで、カリキュラム全体が美術に関することに絞られており、時間内めいっぱい会話をして実践的に学べることができるため、4日間という短い期間でしたが満足できました。私は昔から英語は苦手で会話も初歩的なことしか話せません。講師の方はネイティブで和訳などは一切ない中、普段和訳がある中で聞くよりも集中して英語を聞く姿勢が取れたことが今回一番良いと感じ、少しではありますがこれまでの勉強法よりも英語を理解しながら話せました。応用的なことがわからなかったり、完璧な文章にできなくてもとりあえず声に出してみたり、話している中で覚えた言葉をうまく使って話してみることで相手に伝わった瞬間がとても嬉しく感じました。今回講習を受けたことで、苦手意識が先に出てひかえめになってしまうことでさらに英語を扱うことを遠ざけてしまい、より進歩がなくなってしまっていたのだと痛感しました。私は初級クラスでしたが、初級クラスの雰囲気は私に合っていました。皆分からなくても、とりあえず分かる言葉を使いコミュニケーションを取ろうとする姿勢がきちんとあって、私も楽しく学ぶことができ、有意義な時間になりました。