モノ・コトを読み解く中で見えてくる問題意識とアイデアに多様なかたちを与えてみる。
デザインは異なる立場の多くの人によって支えられる協調的作業です。その中でデザイナーは「何を問題としてどう解決するか」をかたちとして示さなければなりません。そのためには問題の本質を捉え、幅広い知見を束ね、納得と共感を呼び起こす提案に結び付ける柔軟な力が必要です。本学科では多様なメディアの特性を基盤に、課題を自ら発見し、新しい視点から解決策を提案できる方法論を身につけていきます。

専攻分野
- エディトリアルデザイン
- 映像ディレクション
- インタラクションデザイン
- デジタルコンテンツデザイン
- CG
- 情報ネットワーク
取得可能な資格
- 学芸員
卒業後の進路
メーカー、広告代理店、デザイン事務所でデザイナーの職に就くほか、インターネット関連、アニメーション・映像制作、自治体や企業の総合職など多様な可能性があります。
「何を問題にしているか」を問いながら、新しいアイデアを実現できる方法論を学ぶ。
課題設定、調査分析、構想立案を行う力を養い、メディア表現、コミュニケーション創発、デジタル技術を統合した「汎技術としてのデザイン知」を生かすことのできる人材を育成します。
カリキュラム
全体
表現の試行錯誤と創造性を重視し、情報環境や表現世界への対応力を育むカリキュラムを設けています。理論科目と演習を通じて、問題設定、メディア表現、デジタル技術などを学び、統合的なデザイン力とプレゼンテーション力を習得します。

デザイン情報学科の4年間は、時代の変化に流されず、逆にそれをうまく活用する力を身につけるための期間です。1年次にはさまざまな「つくる」を体験して、基礎的なデザインの知識と技術の概要を学びます。

グラフィック表現から、映像サウンド、マーケティングやプロジェクト管理まで多様な演習科目を選択して履修できます。一つの分野を究めることも、複数の分野を横断的に選択し、その掛け合わせで新しい表現や方法論を追求していくこともできます。

ゼミ形式の授業が始まります。前期では実践的なスキルアップを、後期では教員の個別指導のもと、自身の研究の方向を明らかにし、卒業研究・卒業制作の助走期間とします。

卒業研究・制作では、各自が興味ある分野を掘り下げ、ひらめきからアウトプットに到るまでの考察プロセスを示すことで、社会を結び合わせるメディアとしてのデザインの新しい役割を明確に宣言します。作品だけでなくプロセスドキュメントの提出を義務づけているのも特徴です。
卒業制作優秀作品
デザイン情報学科で学んだ学生たちの制作・研究の成果から、優秀作品を紹介します。
学科専用施設・設備
学科それぞれの専門性を発揮できるように、さまざまな制作・研究に対応した施設・設備を完備しています。

スタジオ
コンピューターを配備し、3DCGやDTP、web制作、ネットワーク環境を使った授業を行うスタジオです。

演習室
講義科目やゼミ形式の授業、ワークショップの作業部屋など多目的に利用しています。授業で使わない時間帯は、グループの話し合いなど自由に使うことができます。

DTPルーム
ネットワークスキャナー、レーザープリンターを配備し、出版物の原稿や図版の作成、デザイン、レイアウトまで一連の作業が可能です。

ライブラリ
デザインや情報に関する資料・本を自由に閲覧することができ、さらに様々な映像を鑑賞することができます。今後、推薦図書・映像ソフトを充実させていく予定です。

ビデオエディティングルーム
ノンリニア編集マシンを設置し、幅広い映像制作のニーズに対応しています。マルチメディアマシンでは基本的な画像制作やweb制作が可能です。レーザー加工機と3Dプリンターも講習を受講の上、使用可能です。
学科関連NEWS
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2025年3月17日(月)
uwabami(ムトウアキヒトさん・はらだかおるさん)が『私は赤さん』を出版
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2025年2月3日(月)
大寳ひとみ講師が制作に携わった「Black Box Diaries」が第97回アカデミー賞長編ドキュメンタリー部門ノミネート
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2024年12月9日(月)
2024アジアデジタルアート大賞展FUKUOKAにて伊藤裕平さんがアジアデジタルアート大賞/福岡県知事賞受賞、卒業生が大賞受賞、在学生が入賞
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2024年12月4日(水)
吉田彩音さんが第16回販促コンペにて審査員個人賞受賞
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2024年10月24日(木)
柚木万由子さんが第11回 回廊ギャラリー展示 絵本作品公募にて優秀作受賞