デザイン情報学演習II(プリントメディア編集基礎2)2年次開講

『展覧会ライナーノーツ』

紙|H120 × W120 × D10mm

フライヤー、ライナーノーツ、エッセイの制作を通して、エディトリアルデザインのプロセスや情報編集の基礎を学ぶ授業です。展覧会を題材にライナーノーツ形式の小冊子を制作する課題では、展覧会選びから台割づくり、記事の執筆、デザインまですべて自分で行います。この作品をきっかけに、平面だけど製本すると立体にもなる印刷物のおもしろさに改めて気付き、紙でできる新規性のある表現を追求しようと、得意なイラストと紙でできる仕掛けを組み合わせた制作に取り組んでいます。紙モノばかりを一貫してつくっている私は、デ情でも珍しい存在かもしれませんが、興味のある領域に徹底して取り組める自由な環境が、この学科の魅力なんだと思います。
(4年|北谷凜さん)

デザイン情報学総合演習Ⅰ(知覚情報表現研究)3年次開講

*科目名・内容は2019年度カリキュラムによるものです。

『Out of Actions』

金属フレーム、モータ、ポンプ、マイコン、他|H300 × W2000 × D1500mm

3年次最後のゼミ展に出展した作品です。ジャクソン・ポロックの技法に着想を得た描画装置で、機械が無駄な動きをしたり、描画の途中に止まるなど、絵を描く行為とは関係のない動きをすることで、装置につながるチューブが支持体の上で絡まったり引きずられたりします。それによってコンピュータの乱数を用いたランダムな動きとは異なる、プログラムでは制御できないランダムさを生み出すことを目指しました。正確さや効率性といった一般的な機械の動作ではなく、「機械の行為」を重視し、意識や感情を持っているかのような錯覚を起こすことで、機械が描いた絵画の価値について問題提起したいと思いました。卒業制作でもこのテーマをアップデートした作品を制作中です。
(4年|髙橋瑞樹さん)