武蔵野美術大学校歌は、本学の前身である帝国美術学校の校歌として、創立2年目の1930(昭和5)年10月に制定されました。作詞は北原白秋、作曲は小松耕輔が担当。戦後、歌詞の「帝国美術」を「武蔵野美術」と替えて歌い継がれています。
武蔵野美術大学校歌
作詞 北原白秋 / 作曲 小松耕輔
1.
地平は晴れたり
輝き動けり
見よ、この武蔵野、母校の我が空
自然の精気は雲と騰れり
いざ采れ、丹青、更に新に
祖国よ、我等は華と開かん
我等は、我等は道に遊ばん
武蔵野美術、武蔵野美術、
武蔵野美術、フレフレ
2.
光は発ちたり
万象冴えたり
見よ、かの不二の嶺、切なる我が思慕
凛たる気韻は雪と徹れり
いざ采れ、彩管、夙に幽かに
我が師よ、我等は高くのぼらん
我等は、我等は堪えて忍ばん
武蔵野美術、武蔵野美術、
武蔵野美術、フレフレ
3.
未来は呼ぶなり
東は栄あり
見よ、この民族、時代のわが眉
世界の香気は風と薫れり
いざ采れ、その翼永久につぶさに
良き美よ、我等は神を伝えん
我等は、我等は外に矜らん
武蔵野美術、武蔵野美術、
武蔵野美術、フレフレ
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北原白秋直筆原稿(1930年)