デザインを分けない。どんな領域でも活躍できる人材を育てる。企画・構想力と全方位のデザイン力を養う。

デザインとは、生活者が本来あってほしいと願う「かたち」をつくり出し、生活の中の行為やふるまいなどを考察し、おのずと「かたち」が浮かび上がってくる瞬間に立ち会うことです。本学科は、すでにあるデザイン領域に対応する技術を教える場ではありません。分化されたデザイナー養成を見直し、「かたち」の生成力を身につけるカリキュラムで、柔らかな頭脳と感性をもって生活の中で本来あるべきデザイン、「かたちの本質」を提案できるデザイナーを育成します。

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専攻分野

  • デザイン全領域

取得可能な資格

  • 学芸員

卒業後の進路

企業内デザイナーや広告、エディトリアル、デジタルメディア、プロダクト、出版、教育、学芸員、アーティストなど、文化的・学際的な領域で活躍しています。

やわらかな頭脳と感性を育みながら、デザインのあるべき姿を問い続ける。

領域横断的な視点で変化する社会に対応する創造的な知性の育成を目指し、造形と科学の双方からデザイン諸問題を把握し、学際的な思考で構想を導く人材を育成します。

カリキュラム

全体

デザイン思考や方法論を基盤に学生が自らテーマを発見していくように構成されています。専攻コースという区分ではなく、指標となる領域を設け、2年次以降、学生自らの判断によって方向性が定まっていきます。

「デザイン学」のもとに、専門性を越境してデザインを展開できる人材の育成が本学科の目的です。近・現代のデザイン思想に触れる【デザイン論】を基盤に、【形態論】【色彩論】で「かたち」や「いろ」の生成のもととなる造形の原像を実践的に探求します。

「デザイン論」「形態論」「色彩論」を軸に、デザイン理論の実践を深め、デザインに関わる諸学問へ視野を広げ、社会的な諸問題を考察します。また、造形を包含する言語体系として「記号論」を学びながら各種研究を選択し、各自の問題領域の水脈を見つけます。

多様なデザインの方法を豊富な演習で経験します。「デザイン演習I」は、インフォメーション、ヴィジュアルコミュニケーション、プロダクト領域を軸とした13の演習を用意。「オートポイエーシス論」をはじめ、デザインの新領域を探求する理論演習も選択できます。

「デザイン演習II」は、ゼミにおいて各自の研究テーマを発見・探求し、卒業論文・制作へと展開する場です。4年間の成果として、「デザイン学」の理念に基づき、横断的な学問分野の視点から社会への問題解決の提言や、デザインの脱領域的な取り組みなどが期待されます。

卒業制作優秀作品

基礎デザイン学科で学んだ学生たちの制作・研究の成果から、優秀作品を紹介します。

  • インスタレーション|紙、樹脂、ガラス、CTスキャン、レーザーカット、3Dプリント、型吹きガラス

    へその緒

  • スチレンパネル、液晶ディスプレイ

    Arcism

  • 石粉粘土、チークパウダー、紙

    shy cake

学科専用施設・設備

学科それぞれの専門性を発揮できるように、さまざまな制作・研究に対応した施設・設備を完備しています。

スタジオ

様々な種類のライトや三脚を使用して撮影ができます。授業で基礎的なライティングを学び、本格的な写真撮影に取り組むことができます。デジタル一眼レフカメラの貸出しも行っています。

コンピュータ室

制作に必要なコンピュータ環境が整っています。 デザイン系の主要なソフトはもちろん、スキャナーやプリンターも自由に使用できます。また、大型のプリンターや3Dプリンターも備えています。

暗室

フィルムの現象からプリントまでの作業を通じて、写真の仕組みを学びます。

活版印刷工房

手動式の卓上活版印刷機を使用して印刷ができます。
金属活字を使用したり、手で描いたものやパソコンで制作したものから版を作製し印刷することもできます。

木工工房

木材を加工する機械や基本的な工具が揃っています。また、アクリルやアルミ等を加工することもできます。プロダクトの模型や展示台の制作、課題や卒業制作等で多くの学生が利用します。

シルクスクリーン工房

写真製版を中心としたシルクスクリーン印刷が行える工房です。
手で描いたものやパソコンで出力したものをそのまま製版で使用することができます。

共有機材・施設

学科専用の他に全学科共有で利用できる施設・機材も充実しています。

卒業後の進路

卒業生の進路は多岐にわたり、さまざまなデータから、ムサビ生が社会に広く求められていることがわかります。詳しくは以下のリンク先をご覧ください。

授業・学生紹介

学⽣による授業紹介です。

学部学科・大学院