2015年 3月実施:ディスカッション
- スケジュール: 90分 × 6コマ(3日間)、2クラス設定
- 参加者は、Aコース・Bコースに分かれてセッション1〜6を受講。
1日目 | 1:作品について意見を述べる |
|
---|---|---|
2:丁寧に賛成する・反対する |
|
|
2日目 | 3:意見を支持する、議論を展開する |
|
4:相手が述べたことを確認して、明確にする |
|
|
3日目 | 5:クリティカル・ シンキング |
|
6:適切なフィードバックを与える |
|
参加者の声
油絵学科版画専攻 3年
作品を説明する、ということは、母国語の日本語ででも難しい。つたない自分の英語でそれをこなすことができるかどうか、正直言って自信がなかった。それでもなにか突破口が欲しくて、今回申し込んでみた。
実際、参加してよかったと思った。この講習会では、参加していた全員が課題と正面から向き合い、前向きな姿勢で相手に伝えようとしていた。語彙が足りなくても、文章になっていなくても、感じたこと思ったことをどうにかしてひとつひとつ言葉にできないものかと、考える相手の姿を見て、ともに自分自身も頑張ろうと思えた。
三日間で、ぐんと英語力が伸びたということはなかった。けれど、敬遠していた英語でのコミュニケ―ションに対して、心の垣根を取り除く良い切り口になったと思う。大切なのは「理解したい」「伝えたい」という気持ちであり、それを原動力にして学習していけばいいのだとわかった。
また、この場を通して、留学や海外での活動を志す人たちと知り合えたのもよかった。なんとなく遠い世界のように考えていたのだけれど、実際にそういった進路を考えている人から話を聞いて、以前よりも海外をリアルに感じとることができた。次に予定されているプレゼンテーションの講座にも参加してみたいと思う。
視覚伝達デザイン学科 3年
今回、この講習会に参加した理由は、英語の上達というよりも、英語を話す環境を少しでもつくりたい、また英語に対するモチベーションを上げたいということでした。
実際に参加してみて思ったことは、個々のレベルには関係なく英語を口に出しやすい、ちょうど良いプログラムだということです。英語を口にするのは、自信がない人にとって少し勇気がいることだと思います。私も決して流暢には話せません。ですから緊張はしていましたが、ずば抜けて話せる人がいるというわけではなく、みんな同じくらいのレベルで、言いたいことを知っている単語で一生懸命伝える、という、いい環境だったと思います。
三日の間、集中的に英語を使うので頭は疲れましたが、言えなかったことが翌日表現できるようになるなど、自分の成長を感じることができました。三日間という短い期間でいきなり英語力が上達するわけではないので、知識というよりも考えたことを英語で口に出す、というトレーニングと捉えて、集中できました。
さらに良いと思った点は、テーマがアートに関係していることです。
普段の英会話やディスカッションではアートに関して深く話すことは少ないので、今回のように参加者は皆アートについて知っていて、加えて、どう考えているか・感じているかが明確なテーマについて英語で話すとなると、自分の考えを「こう伝えたい」という気持ちが大きくなります。それは英語で表現することへのモチベーションを上げてくれたと思います。
テーマが自分の関心に近いほど話したい気持ちは増えていくと思うので、このような美術・デザインについての自分の考えを英語で表現する機会がもっとあったら嬉しいです。
2014年 8月実施:プレゼンテーション
- スケジュール: 90分 × 4回、5時間(プレセンテーション)
- 参加者は、Aコース・Bコースに分かれてセッション1〜4を受講。最終日にプレゼンテーションを行った。
1日目 | 1:自分の作品について説明する |
|
---|---|---|
2:プレゼンテーションスキル1 |
|
|
2日目 | 3:プレゼンテーションスキル2 |
|
4:自身の作品のプレゼン |
|
|
3日目 | 5:プレゼンテーション |
|
参加者の声
油絵学科 2年
英語でのコミュニケーション、また、プレゼンテーションのしかたを学ぶのは、自分にとって初めての事で新鮮だった。その中でもプレゼンテーションの構成、人に何かを伝えるためにはどのように文を区切って述べればよいのか、などを学べたことは非常に良かった。また、講習会での時間を通じて、自分の考えや主張をはっきりと整理できたこと、プレゼンという形で発信する経験も有意義だった。
加えて、3日間の講習会の間は、ネイティブスピーカーの講師と英語でコミュニケーションをとる環境にあったことも良い体験だったと感じている。この体験を通じ、英語でとっさに返答をすることの難しさに気がついた。
今回の講習で学んだ内容・経験は、海外で自分の作品をプレゼンする際などに大きな助けになると考えられる。この学びを今後の活動につなげていきたい。
彫刻学科 4年
私にとって今回の講習会は、多少なりとも英語に自信を持つことができた講習でした。
私は英会話の経験はほとんどなく、英語に苦手意識を持っていました。講習会でも聞きとるのに精一杯で、自分の言葉で返答ができない場面も多々ありました。しかし、今回の講習会で講師や周囲との英語でのコミュニュケーションの中で英語でのやりとりが多少なりとも出来たことは、意欲を高め自分に自信をもつのに非常に良い機会となりました。
また、同じような興味を持つ友人に出会えたことや、聴衆に配慮した話し方を学べたことも、英会話を練習し、今後も勉強を続けるきっかけになりました。
このような機会を通じて、少しずつ自信をつけることは、将来、仕事・勉強どちらの場面であれ、自分の中の英語への敷居を下げ活動の場を広げるきっかけになると思います。なので、ぜひ次回も参加したいです。
基礎デザイン学科 4年
この講習会に参加したことで、英語でのプレゼンテーションスキルを学び、言いたいことをわかりやすく伝えるために自分の意見を整理することができた。講師や他の学生との会話も英語で行うことで、英会話力も身に付いたと思うし、文法などを気にしすぎることなく、積極的に会話することができた。
また、今回学んだ「メモをもとに」プレゼンすることで、自然体でプレゼンに挑むことができた。「話す」のではなく「伝える」こと。これは日本語のプレゼンテーションにも生かせると思う。そして、実際に英語でプレゼンテーションをした、ということが大きな自信になった。3日間という限られた時間の中では充実したレッスンが受けられたと思うが、より長い期間であればさらに多くのことを学べたかもしれない。
この講習会で学んだスキルは、海外のクライアント、海外出身の学生やデザイナーなどとのコミュニケーションなどに役立てられると思う。なにより「自分は英語で他人に意見を伝えられる」という自信を持てたので、今後、いろんなことに挑戦したいという意欲が強くわいた。
油絵学科 2年
今回の講習会に参加して一番良かったことは「英語での意思疎通が難しいものだ」から「伝えたいという意思があればなんとかなる」と思えるようになったことです。
僕は、正直この講習への参加にはあまり前向きではありませんでした。と言うのも、そもそも英会話もろくにできない人間が、英語でプレゼンテーションなんてできるわけがないと思っていたからです。英語はあまり得意ではないのに、コース分けテストを受けた結果なぜか中~上級クラスの方に入ってしまったので、レベルの高いことを要求されるのではないかとビクビクしていました。
しかし、いざ講習に参加してみると、拙い英語ではあるものの、何とかして話そうとしている自分に気づきました。初日こそ緊張で話せなかったものの、講師の先生の英語を何とか理解し、テキストを見ながらプレゼンの内容を考えていく中で、徐々に英語を話せるようになっている気がしてきました。そして、帰宅してからも明日は何を話そうかと、質問の内容を考えているようになりました。
最終日の発表でも、わかりやすいテキストのおかげで、短い発表時間の中でも、自分の伝えたいことをしっかりと伝えられたような気がします。質疑応答の時にどう伝えればいいのか多少困惑しましたが、それはある程度の回答を事前に用意していくことで対応できるかと思います。
まだまだスムーズに話すことはできませんし、英語にも苦手意識はありますが、今回の講習会に参加する中で感じたことを生かして、「英語」にもっともっと積極的に取り組みたいと思っています。