武蔵野美術大学公開講座

開催趣旨

武蔵野美術大学では、社会貢献の一環として、平成29年度より実技系ワークショップや教養系講座など、広く地域の方々に向けた公開講座を開講いたします。

三鷹ルーム(武蔵野市)

−三鷹で豊かな美的教養を学ぶ−

武蔵野美術大学では2017 度よりオープンした施設「三鷹ルーム」で教養系を中心とした公開講座を開講します。本学では「教養を有する美術家養成」を建学の精神とし、専門的な技能を深めるため、多様なジャンルの講義系授業が開設されています。本講座を通じてクリエイティブな人材を輩出する美術大学の教育カリキュラムを体験してください。

講師:関野吉晴

専門領域:文化人類学
探検家・人類学者・外科医。1993年から10年もの歳月をかけ、人類発祥の地アフリカから祖先の拡散の足取りを辿る旅、グレートジャーニーを開始する。この旅はテレビ番組でもシリーズ化され全国放送されている。1999年植村直己冒険賞(兵庫県日高町主催)、2000年旅の文化賞(旅の文化研究所)受賞。2002年に本学教養文化研究室教授に着任し、個性的な授業を展開している。

講師:関野吉晴

第一回
終了しました
「ヒトは弱さをバネに生き延びてきた。」9月30日(土)
私たち人類は外見上とても弱い動物だ。鋭い牙もなく、爪も平詰め、皮膚は薄く、鱗もない。握力も心細い。俊敏性も劣っている。
しかし、私たちの先祖をたどると、6億年前の小さな脊索動物に行きつく。ナメクジウオのような小さく弱い動物だが、大型の肉食動物がいる中で隠れるように生き抜いた。それ以来、常に弱い存在だった人類だからこそ、強い生き物が滅びる中、その弱さをばねに、新しい力を得ていった。そして人類誕生後も20種類の人類が生まれては滅びる中、私たち現生人類ホモサピエンスだけが生き残った。本講義ではその不思議さを考えてみたい。
*シニアアートプログラム推奨講座
高齢者の方々へ様々な学習機会を提供するため、9月30日(第一回)のみ、65歳以上(申し込み時点)の方は1,000円で受講が可能です。
第二回
終了しました
「グレートジャーニー、人類の移動、拡散、適応とそれを成り立たせたもの。」10月1日(日)
ホモサピエンスはアフリカを出ると、世界中に移動、拡散していったといわれているが、ペットや家畜を除いて、北極圏を含めて、世界中くまなく居住権を広げた生き物はいない。その動機は何だったのだろうか。私は好奇心と向上心が、その動機だと思ってきたが、世界中を旅しているうちにそうではないことが分かってきた。
熱帯雨林で生まれた人類が最も適応が困難だった極北への適応をいかにしてきたかを見ながら、人類移動の謎を探る。
第三回
「私たちはどのように極限の環境に適応してきたのか(1)高地と砂漠」10月28日(土)
サバンナには多くの動物がいて食料には困らないが、不毛と思われる砂漠に適応することは困難を極めただろう。しかし人類はここをも「住めば都」にしてしまう。また標高5,000メートル近い高地まで居住権を広げた。これらのフロンティアにどのようにしてパイオニアとなり適応していったのかを探ってみる。
第四回
「私たちはどのように極限の環境に適応してきたのか(2)熱帯雨林アマゾン」10月29日(日)
アフリカの熱帯で生まれた人類はアジアや中南米の熱帯雨林に適応するのは朝飯前と思われるかもしれない。しかし、アフリカから出て、砂漠や高地、北極圏を経てから再び中南米の熱帯雨林の中で適応するまでに5万年の月日が経っていて、試練だったはずだ。森の中でどのような適応し、どのような社会を作り、どのような世界観を持つようになったのかを見ていく。
日時
9月30日(土)、10月1日(日)、10月28日(土)、10月29日(日)*全日程10:30-12:00
申込締切
10月25日(水)16:30
会場・アクセス
受講料
各回 1,500円(当日受付にてお支払いください)
*第一回のみシニアアートプログラム推奨講座ため、65歳以上(申し込み時点)の方は1,000円
定員
各回 80名 *定員を超えた場合は抽選となります
申込方法
以下のページの「参加申し込みについて」をご確認のうえ、フォームよりお申込みください。
*各回残りお席がわずかとなっております。定員に達した段階で締切とさせていただきますのでご了承ください。
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講師:志田陽子

専門領域:法学(憲法、言論法・芸術法)
憲法・芸術法が専門。文化的衝突をめぐる憲法や言論および芸術をめぐる憲法問題を研究し、とくに「表現の自由」と多文化社会の問題を扱っている。2000 年より本学教養文化研究室教授として着任し、知的財産権や著作権など、表現者としてのルールをベースに授業を展開している。

講師:志田陽子

第五回
「芸術文化と憲法の歴史 −映画や歌から見えてくる憲法とは−」11月12日(日)
いま、多くの人が関心を持っている「憲法」は、一般市民が「主権者」となって国家にルールを与える、という考え方をとっています。これは世界史的に見て、社会のあり方を土台から変えた出来事でした。そんな憲法は、条文の背後に、「その権利がなかったことで苦しんだ人々」「そのルールを必要とした人々」の物語を無数に抱えています。この講座では、いくつかの有名な映画や歌を題材に取り上げながら、そんな背景を通して、憲法のエッセンスを学びます。
第六回
「表現者の法律ルール入門 −今知っておきたい表現にまつわる法律とは−」11月19日(日)
いまは誰もが「表現者」として活躍できる時代です。「表現」に関する法律も、メディア関係者だけが知っていればよいものではなく、すべての人が知るべきルールになっています。この講座では、「表現の自由の意味」「芸術表現の自由の意味」「肖像権、プライバシー権」「著作権」など、表現者がかならず知っておくべき法律ルールを学びます。
日時
11月12日(日)、11月19日(日)*全日程10:30-12:00
申込締切
11月9日(木)16:30
会場・アクセス
受講料
各回1,500円(当日受付にてお支払いください)
定員
各回 80名 *定員を超えた場合は抽選となります
申込方法
以下のページの「参加申し込みについて」をご確認のうえ、フォームよりお申込みください。
*各回定員に達した場合は抽選となりますのでご了承ください。公開講座を申し込む

鷹の台キャンパス(小平市)

武蔵野美術大学鷹の台キャンパスの本格的な工房を使ったワークショップなど実技系の講座を開講します。

ものづくりワークショップ
練り込み技法で作るデザートボウル(終了しました)

陶磁器の人気技法の一つである練り込みを使って、アイスクリームやヨーグルトなどに合うデザートボウルを作ります。練り込みは、中国の古い技法です。数種類の色の異なる土を混ぜ合わせ、マーブル模様を作ったり、ちぎったり、切り抜いたりした土を貼り付け、手軽に装飾を楽しむことができます。初回は、技法説明の後、粘土板に模様を作り、型で成形します。2回目は、釉薬を施して窯詰めを体験します。できあがった器は、後日ご自宅にお送りしますので、普段の生活でもお使いいただけます。小学生のお子さんや陶芸が初めての方でも楽しんで作ることができますので、奮ってご参加ください。

練り込み技法で作るデザートボウル

制作例
日時
2017年8月5日(土)、12日(土)全2回 13:00-16:00 *受付:12:30
場所
武蔵野美術大学 鷹の台キャンパス 14号館 陶磁工房
受講料
(教材費・郵送費込)
(1)8,000 円[定価・一般]
(2)6,000 円[親子割]
*[親子割]は、、小学生(3~6年生)1名、大人1名のセット価格です。お連れの小学生が2名以上の場合は、追加1名につき2,000円を徴収します。
*1名につきうつわを2つ(親子の場合は4つ)制作いただけます。
*完成品の郵送は8月中を予定しております。
講師

西川聡教授

西川聡教授(工芸工業デザイン学科)
1991年より個展を中心に作品を発表。同時にテーブルウエアの企画、デザインやホテル、レストランの食器やオーナメントを手がける。2008年工芸都市高岡クラフトコンペティション優秀賞、2000年奨励賞。1999年クラフト全国公募札幌優秀賞、北の菓子器展奨励賞。2013年、本学工芸工業デザイン学科教授に着任。

ものづくりワークショップ
自分だけの革小物をつくろう!(終了しました)

革を用いたものづくりワークショップです。革の特性や技法についての簡単なレクチャーの後、実際に革に触れ、道具を使って自分で考えた形に切り、縫い合わせることで、自分だけの革小物をつくります。つくることができるのは、ペンケース、名刺入れ、カードケース、ブックカバーなどの実用品で、最後は名入れをしてお持ち帰りいただけます。革は長く使い込むことのできる素材です。今回の講座では、「ものづくり」を楽しみながら、自分でつくったものを長く使うことの喜びも知ることができます。親子での参加はもちろん、大人一名での参加も可能ですので、奮ってご参加ください。

自分だけの革小物をつくろう!

制作例
日時
2017年6月18日(日)10:00-16:00 *受付:9:30
場所
武蔵野美術大学 鷹の台キャンパス 14号館 ID工房
受講料
(1)6,000 円[定価・一般]
(2)5,000 円[早割]*4月28日(金)〜5月18日(木)までにお申込みいただいた方が適用されます。
(3)4,000 円[親子割]*小学生(1〜6年生)1名、大人1名のセット価格です。お連れの小学生が2名以上の場合は、追加1名につき2,000円徴収します。
講師

田中桂太教授

田中桂太教授(工芸工業デザイン学科)
1993 年に本学工芸工業デザイン学科ID 専攻を卒業後、(株)東芝に入社。東芝電池(株)と協同で開発を行ったLEDライトは、2005年グッドデザイン賞の金賞と2006年レッドドット賞(ドイツ)受賞。2006年、本学工芸工業デザイン学科専任講師に着任。

デザイン・ラウンジ(港区)

異なる分野で活躍するフロントランナーを招いてこれからの新しい美大の可能性を発信していきます。

公開講座 2017 第1回「 イノベーションとアート & デザインの可能性」講師: 濱口秀司
(終了しました)

「イノベーションとアート & デザインの可能性」
武蔵野美術大学ではアートからデザインまで幅広い領域の中で教養を身につけながらも専門性の高い教育を行い、これまでに6万人以上のクリエイティブな人材を社会に輩出してきました。
このように日本のクリエイティブ産業を支えてきた本学では、第四次産業革命のような新しい技術革新とどのように向き合い、イノベーションを生み出していくのかを重要な課題として捉え、日本の産業界の動向、今日本に求められている人材、先端的な技術など様々な角度から今後の新しい美大の姿を模索していく情報発信型の公開講座を開講します。

日時
2017年9月22日(金)18:30-20:00
場所
東京ミッドタウン・デザインハブ インターナショナル・デザイン・リエゾンセンター
受講料
3,000円(当日受付にて承ります)
定員
50名(定員に達した場合は抽選となります)
講師

濱口秀司(はまぐち ひでし)氏

濱口秀司(はまぐち ひでし)氏|monogoto CEO, Ziba Executive Fellow
京都大学卒業後、松下電工(現パナソニック)に入社。
研究開発や全社戦略投資案件の意思決定分析担当などを経て、1998年に米国のデザインコンサルティング会社Zibaに参画。USBフラッシュメモリなど様々なコンセプト作りをリード。パナソニック電工(株)新事業企画部長、パナソニック電工米国研究所(株)の上席副社長、米国のベンチャー企業のCOOなどを歴任。2009年ZibaにDirector of Strategyとしてリジョイン。2013年、Zibaのエグゼクティブフェローを務めながら、自身の実験会社 「monogoto」 をポートランドに立ち上げ、ビジネスデザイン分野にフォーカスした活動を行っている。東大i.schoolエグゼクティブフェロー、慶応大学SDM特別招聘教授。京都大学デザイン学特命教授。大阪大学医学部招聘教授、ドイツRedDotデザイン賞審査員。

お問い合わせ先

法人企画グループ 社会連携チーム
9:00-17:00(平日)
〒187-8505 東京都小平市小川町1-736
tel:042-342-7945
e-mail:mau-kouza@musabi.ac.jp