2022年度 武蔵野美術大学 履修証明プログラム
「価値創造人材育成プログラム(Value Creation Program)」
アート&デザイン教育から「創造的思考力」を獲得し、ビジネスへの実践方法を学ぶ履修証明プログラム。
ビジネスにおいて、何が課題なのかわからない。
「VCP」は、必須スキルである課題発見力と課題設定力の獲得に、講師とメンターが受講生にコミットします。多様な業種から参加者があつまり、組織の枠を超えたネットワークを構築し、ビジネスの幅が広がるチャンスになります。
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*募集期間の延長について
新型コロナウイルス感染症の拡大防止による企業活動への影響が続き、参加検討や参加メンバーの決定に時間を要するため、募集期間延長に対して多くのご要望を頂いています。このような状況に鑑み、より多くの皆さまにご参加いただけるよう募集期間を11月25日(金)までといたします。
VCP Schoolオンライン説明会を開催します
VCP Schoolについて、知りたい、聞きたいという方は、ぜひお気軽にご参加ください。説明会では、プログラムの内容説明と質疑応答の時間を設けます。
参加をご希望の方は、以下のリンクよりzoomウェビナー登録をお願いいたします。
お申し込みはこちら(11月開催日程を追加しました): 10月24日(月)19:00- 10月27日(木)19:00- 11月2日(水)15:00- 11月2日(水)19:00- 11月3日(木・祝)11:00- 11月3日(木・祝)14:00- 11月9日(水)15:00- 11月9日(水)19:00-
VCPについて
デザイン思考やアート思考といった特定の思考法にとらわれず、本学が90年以上続けてきた造形教育で得た知見を最大限活用し、多様な視点を調和・統合させることを通じて、新たな関係性を⾒いだすPBL型プログラムです。
10日間のプログラムを通して、新規事業を創出するための視点や考え方を得ることが可能となります。
創造的思考力の基礎教養の習得
創造的思考力に取り組むため、美術に関する歴史や哲学など創造的思考力の基礎教養を習得します。
創造的思考力の基礎の習得
プログラムの前半では、「創造的思考力」の基礎となる「観察力」「批判力」「構想力」を習得するためのワークショップを行います。
非言語化された作品および言語化された作品の意図・背景等を用いて、自らの表現・思考過程を他者に伝えることにより、多様な視点、気づきを得ることが可能となります。
創造的思考力の実践演習
プログラムの後半では、他業種他分野が交じるグループに分かれてグループワークに取り組みます。実践的に課題発見力から価値創造力を体得することを目的とします。
クリエイティブ領域で活躍する人材による多様なメンタリングを複数行われることが本プログラムの特徴です。
プレゼンテーションと講評
最終日には全グループのプレゼンテーションと講評を行います。講師陣やメンター、参加者からの多面的な評価を通じて、成果発表に留まらない本質的な「美術」の力を用いた事業創造力の習熟度を確認できるプログラムとなります。
各回ともに、メインとなる本学教員・講師やアーティスト、企業等の人材による講義(インプット)を行った上で、ワーク(アウトプット)を行います。
求める人材
- 企業等において、新たな事業やサービスを開発・提案しようとする人
- 組織等において次世代のリーダー候補となる人
- スタートアップ経営者
- 地域の課題に取り組む行政関係者
- 既存のビジネスモデルにおいて課題を持ち、新規事業を起こそうとする人
- 創造的思考力を用いて、社会的イノベーションを起こそうとする人
得られる力/目指す姿
- 価値創造力:新しいビジネス、事業(価値)を創造できる。
- 課題発見力:身近なところを観察し課題を見いだせる。複雑な課題から本質的な課題を見いだせる。
- リーダーシップ力:クリエイティブ思考を用いて社会、企業等を牽引できる。
- 表現力:アイデアを他者に、的確に伝えられる。
- 構想力:複雑な課題の解決を、アート、デザインの手法で解決できる。
実施概要
実施期間 | 2023年1月14日(土)〜 3月18日(土) 毎週土曜日 10:00-17:00(6時間)×10週 1月14日(土)・21日(土)・28日(土) 2月4日(土)・11日(土)・18日(土)・25日(土) 3月4日(土)・11日(土)・18日(土) |
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会場 | 武蔵野美術大学市ヶ谷キャンパス(〒162-0843 東京都新宿区市谷田町1-4) *新型コロナウィルス感染症の状況に応じてオンライン併用を検討 |
受講料 | 350,000円(税込) |
履修資格 |
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修了要件・履修証明 | 原則としてすべての対面授業に出席し、履修。 これらを合計60時間履修し、最終プレゼンテーションにて発表し、合格した受講生には修了を認め、学校教育法に基づく履修証明書を交付。 |
募集人数 | 25名 |
募集期間 | 2022年10月7日(金)~11月25日(金)*申込受付は終了しました *募集期間の延長について 新型コロナウイルス感染症の拡大防止による企業活動への影響が続き、参加検討や参加メンバーの決定に時間を要するため、募集期間延長に対して多くのご要望を頂いています。このような状況に鑑み、より多くの皆さまにご参加いただけるよう募集期間を11月25日(金)までといたします。 |
書類選考結果通知 | 2022年11月30日(水) |
プログラム内容
Day | 目的 | 内容 | 詳細 |
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1月14日(土) 6時間 |
創造的思考力の基礎教養の習得 | 前提講義 | 本プログラム全体の講義と、創造的思考力の基礎となる美術に関する歴史や哲学などに関する講義を受講 |
1月21日(土) 6時間 |
創造的思考力の基礎の習得 | 観察力を鍛える | 普段の自分の視点がいかに無意識の前提や制約に縛られているかに気づき、なにが見えていないかを知る講義およびワーク、講評 |
1月28日(土) 6時間 |
批判力を鍛える | 観察力で学んだことを踏まえ、新たな視点で他者に対して前提への「疑い」を誘発するために、どう仕掛けるかを考える講義およびワーク、講評 | |
2月4日(土) 6時間 |
構想力を鍛える | 時代認識、テクノロジー、メディア文脈を踏まえてものごとの新しい繋がりのあり方を構想する講義およびワーク、講評 | |
2月11日(土) 6時間 |
創造的思考力の実践演習 | 課題を設定する | チームで取り組むべき身近な課題の探索と発見を目的とした講義およびワークショップ |
2月18日(土) 6時間 |
視座を創造する | パーパスに関する講義およびワークショップ 自分たちがなぜそのテーマに取り組むのか、理由を言語化し、またメンター(デザイナー/アーティスト)へのオリエンテーション資料を作成 |
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2月25日(土) 6時間 |
コンセプトを開発 (メンター参加) |
コンセプト開発についての講義およびワークショップ 用意したプレゼンテーションを用いて共同ワークのメンターが参画し、メンターとともにコンセプトを開発 |
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3月4日(土) 6時間 |
コンセプトを開発 (メンター参加) |
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3月11日(土) 6時間 |
現実への展開をする | プレゼンテーションについての講義 開発したコンセプトをベースに最終プレゼンテーションに向けた準備を行う。 |
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3月18日(土) 6時間 |
プレゼンテーションと講評 | プレゼンテーション |
講師
- 長谷川敦士
HASEGAWA Atsushi -
(武蔵野美術大学造形構想学部クリエイティブイノベーション学科主任教授)
1973年山形県生まれ。東京大学大学院総合文化研究科博士課程修了(認知科学/学術博士)。
2000年より「理解のデザイナー」インフォメーションアーキテクトとして活動を始める。
2002年株式会社コンセント設立、代表を務める。
国際的なサービスデザインの組織Service Design Network日本支部代表も務め、デザインの新しい可能性であるサービスデザインを探索・実践している。著書、監訳多数。 - 萩原幸也
HAGIHARA Yukiya -
1982年山梨県生まれ。2006年武蔵野美術大学デザイン情報学科卒業後(株)リクルート入社。
リクルートグループのコーポレート、サービスのブランディング、マーケティングを担当。
武蔵野美術大学ソーシャルクリエイティブ研究所 客員研究員。
武蔵野美術大学大学校友会副会長。
複数の企業のコーポレートブランディングや新規事業におけるブランド/デザインのコンサルも手がける。 - 岩嵜博論
IWASAKI Hironori -
(武蔵野美術大学造形構想学部クリエイティブイノベーション学科教授)
1976年滋賀県生まれ。国際基督教大学教養学部卒業、慶應義塾大学大学院政策・メディア研究科修士課程、イリノイ工科大学Institute of Design修士課程、京都大学経営管理大学院博士後期課程修了。
博士(経営科学)。博報堂においてマーケティング、ブランディング、イノベーション、事業開発、投資などに従事した後現職。著書に『機会発見―生活者起点で市場をつくる』(英治出版)など。 - 石川卓磨
ISHIKAWA Takuma -
1979年千葉県生まれ。2004年武蔵野美術大学大学院造形研究科美術専攻油絵コース修了。
美術家、美術批評家。
武蔵野美術大学非常勤講師、東北芸術工科大学非常勤講師。
芸術・文化の批評、教育、製作などを行う研究組織「蜘蛛と箒(くもとほうき)」を主宰。
近年の主な講座「方法としての現代アートVol.1-5」(WASEDA NEO 早稲田大学日本橋キャンパス、2020年)「「つくる」から始めるアート思考入門~観察から創作へ、洞察力を養うワークショップVol.1-5」(WASEDA NEO 早稲田大学日本橋キャンパス、2020年) - 木原進
KIHARA Susumu -
1975年東京生まれ。
1998年多摩美術大学芸術学科卒業後、芸術家の専属スタッフとして、作品の制作支援/展示/販売、芸術学校等の運営に従事。
2021年(株)梅ノ木文化計畫を設立し、高校や美術館等の先端技術活用支援やアーカイブ構築等を行う。アートプロジェクト〈引込線〉、アート・ユーザー・カンファレンス所属。法政大学大学院連帯社会インスティテュート在籍。
協力:武蔵野美術大学校友会
お問い合わせ先
市ヶ谷キャンパス事務室
tel:03-5206-5311
e-mail:ichigaya_campus@musabi.ac.jp