「武蔵野美術大学研究紀要」は、1963年に刊行されて以来、教員の研究活動を紹介する冊子として、年1回刊行されています。論文のほか、作品の図版やその作品に関するノートを制作ノートとして掲載しています。

武蔵野美術大学研究紀要掲載論文一覧

47号(2016年度)

執筆者 タイトル
荒川歩/朴炫貞 質的研究法における映像の利用についての予備的視察
藤田尊潮 『愛の渇き』と『テレーズ・デスケィルゥ』
―三島由紀夫はF.モーリアックからなにを得たのか―
弘中智子 井上長三郎の1930年代
―シュルレアリスムと社会への意識―
狩野愛 トランスローカルなDIYアート・コレクティブ
―木版画をメディアにしたA3BCの事例研究―
河原啓子 地域コミュニケーション・メディアとしての文化施設
―“高度専門化”を超えて―
宮崎匠 18世紀フランスにおける陰影の絵画表現に対する評価の問題
―ジャン=エティエンヌ・リオタールの絵画論を手掛かりに―
小幡正敏 見知らぬ者への贈与
荻山幸子 スペイン人舞踊家ラウールの生涯と足跡
大木理恵子 「食糧で勝つ(Food Will Win The War)」
―海のむこうの「欲しがりません勝つまでは」―
佐久間保明 『しんせつなともだち』の中国語絵本
ダイノサトウ 芸術系大学のグラフィック編集ソフトウェア習得に関する考察
―デジタル画像処理を軸にしたソフトウェア学習カリキュラム―
里見悦郎 筋腱炎症治療への運動療法(BCT)の応用について
―物理療法と運動療法を併用したバレエ・ダンス障害の臨床医療―
横田太郎 レオナルド・ブルーニが理想とする翻訳
―『ニコマコス倫理学』新訳をめぐって―
沢豊彦 既成作家の「政治と文学」論
―秋田雨雀、小川未明、近松秋江の場合
日比谷泰一郎 日本画を出自とした自分と作品表現の関わり
小林孝亘 制作ノートからの言葉
松尾勘太 不安定さの快感に至るために
三浦均 情感と数理―光と雪

46号(2015年度)

執筆者 論文タイトル
藤田尊潮 「絆」と「交換」 ―サン=テグジュペリのキーワードを読み解く
唐戸信嘉 トマス・ハーディ作品におけるコーンウォール ―その神話的空間への変貌の過程―
小井土滿/常松大純/湯村光/角文平/星野曜 アルミ素材における表現の可能性
宮崎匠 18世紀フランドル絵画論研究 ―ギヨーム=ピエール・メンサエルト「公衆と若い画家たちに対する講義」(1763年)―
西前明 英語のtop, bottom, front, back, sideを用いた表現
里見悦郎 捻挫治療への運動療法(BCT)の応用について ―物理療法と運動療法を併用したバレエ障害治療の臨床試験―
志田陽子 著作権法刑事罰と市民的自由 ―憲法の基礎理論から―
鈴木希帆 岡本太郎の縄文土器論 ―発見の場としての博物館―
鶴岡明美 末期の黄表紙挿絵と文字表現 ―敵討物黄表紙を手がかりに―
矢田部英正 坐法と座具の形式に関する身体技法論的研究
沢豊彦 旧派短歌の共同性 ―今日、問われていること
門馬英美 風景を描く ―版画からみる北米の大学での滞在制作について―
佐藤淳一 獺をめぐる冒険

45号(2014年度)

執筆者 論文タイトル
荒川歩 言語的思考を比較対象とした、視覚的思考の独自性 ―視線記録装置を用いた絵画心理学研究から―
早川みどり フランス側バスクのペロタバスク ―Pelote Basque について―
葛西敬之 物語と想起 ―ギュンター・グラスの詩学について―
勝田千恵子 ロラン夫人の『回想録』における徳の観念について
円山憲子 有理ホモロジー3 球面概説(II) ―G ホモロジー同境とCWL 不変量―
峰松和子 社会文化的視点が英語教育に示唆すること
宮崎匠 18世紀ジュネーヴ絵画論における「仕上げ」 ―J.E. リオタール『絵画の原理原則に関する論考』(1781年)再考―
中嶋明 「初期キリスト教イコン」と「ファイユーム・ミイラ肖像画」から見る絵画表現の進展と変化
成瀬俊一 物言う獣と獣心の人間 ―〈ナルニア国物語〉における「獣」の研究―
西尾聡志 ジョン・ヘイダックのリトルネロ ―事物を媒介する手続きとその領土性―
里見悦郎 神経変性疾患治療への運動療法(BCT)の応用について ―脊髄空洞症の治療に関する臨床報告―
鈴木希帆 スウェーデン皇太子に贈られた縄文土器 ―紀州徳川コレクションの調査を兼ねて―
鶴岡明美 寛政期黄表紙挿絵における、文字を用いた擬人化の考察 ―山東京伝作『心学早染草』の善魂・悪魂の系譜と展開―
戸田裕介 水土(すいど)の門/天地を巡るもの(「雨引の里と彫刻2013」出品)
安田京平 地上から地続きの宇宙

44号(2013年度)

執筆者 論文タイトル
藤田尊潮 フランソワ・モーリアックの小説作品における「自然」のイメージ ―〈共犯〉のヴィジョン―
今村純子 情熱と受難のあいだに -ジュゼッペ・トルナトーレ監督『ニュー・シネマ・パラダイス』をめぐって
河原啓子 NHKアーカイブスの美術番組の系譜をめぐる研究
小林昭世 イゾスタットにおけるウィーン・メソッド
小石絵美 ギリシア青銅器時代印章印影研究 ―ライオンモチーフのポーズの発展
宮崎 匠 18世紀フランスのミニアチュール―作品評価と制作手法の多角的研究
大田暁雄 時空間的な環境認識の形成に果たす視覚的表象の役割とその可能性 ―時計、主観的体験の記述、過去・現在・未来の世界像
朴 亨國/黒川弘毅/水野さや/明珍素也/松本 隆 愛知県全昌寺蔵鉄造地蔵菩薩立像に関する総合的考察
杉村裕史 外国語教育の核心
鈴木希帆 ギメ東洋美術館所蔵の縄文土器について ―フォリー神父蒐集品の調査報告を兼ねて―
田村佳丈 絵画における物語性の復権 ―平家物語の図像化への試み―
鶴岡明美 黄表紙挿絵に見られる「店先の描写」についての考察 ―看板類を手掛かりに
尾形弘紀 モノザネ論 ―予兆あるいは痕跡としての〈モノ〉
沢 豊彦 秋江編『新選 近松秋江集』論 ―作品/選集その構造、客観小説への途
川口起美雄 混合技法
小澤 啓 空き地の神秘性

43号(2012年度)

執筆者 論文タイトル
足立純子 19 世紀の工芸美術館における銘板の役割
弘中智子 帝国美術学校学生とシュルレアリスム
今村純子 関係性を超えて―小津安二郎監督『東京物語』をめぐって
金子伸二 1990 年代前半の社会教育雑誌におけるワークショップ論の特徴
円山憲子 CWL 不変量と2 成分絡み輪に沿った手術II
増田常徳 村山槐多論 ― 実践による思考の構造体
松本 隆/松本悠子 ロッビア工房による施釉テラコッタ彫刻の制作技法研究 ― 粘土の性質と焼成を中心に
御子柴ふゆ 美術系大学の学習支援の取り組み ― 支援の取り組み状況と大学の競争率との検討を中心に
成瀬俊一 交錯する二面性 ― 『アリス』物語のもう一つの読み方
小尾 修 レンブラントのメディウム ― 模写によるレンブラントの技法研究
小澤智子 アメリカ合衆国における移民・マイノリティに関する研究の動向
里見悦郎 靭帯損傷治療への運動療法(BCT)の応用について
鶴岡明美 寛政期黄表紙における挿絵の文字表現 ― 山東京伝による心学を趣向とする作例を手掛かりに
山本唯博/北 徹朗/田村道子/吉原 紳/酒井俊幸/三浦美沙子/井尻哲也/加藤象二郎 トルク測定に関する研究 ― 陸上長距離選手の股関節筋力・骨密度および走力の関係について
何 旭 陽玠松の実像を求めて ― 散逸古小説『談藪(ダンソウ)』撰者について
三戸信惠 日本絵画における「夢」の位相 -中世から近世へ
佐久間保明 『文章倶楽部』の青春群像
沢 豊彦 秋江編、評論集『文壇三十年』論 ― 言論家としての集大成
亀井佑二 〈原論〉
牧野光一 East Java
安田京平 「絵画内空間における世界の果て」

42号(2011年度)

執筆者 論文タイトル
荒川 歩/佐藤史緒 テキストマイニングを支援するエクセルマクロ “Textorva” の開発
石崎 尚 美術館としての原爆堂に関する覚え書
― 丸木位里・俊夫妻と白井晟一の交流について ―
小井土滿/谷 浩二/角 文平 照明器具デザイン ― あかりの提案 ―
円山憲子 CWL不変量と2成分絡み輪に沿った手術
御子柴ふゆ/山本 馨 ファッションデザインの選択と着装が自己評価と精神安定に及ぼす影響
― 被服行動における臨床的効果の可能性 ―
陸 載和 根津美術館蔵石造浮屠の四天王像について
― いわゆる兜跋毘沙門天を中心に ―
斎藤國靖 カラヴァッジョ・闇のなりたち
佐々木幸弥 ヘレン・ケラーの音楽受容に関する研究
里見悦郎 神経損傷治療への運動療法(BCT)の応用について
塩谷 亮 模写によるヴェロッキオ工房作「キリストの洗礼」の研究
― イタリアルネサンス絵画技法の変遷と空間構造の変化の考察 ―
鶴岡明美 初期から全盛期の黄表紙挿絵に見る天狗像と文字情報
― 諸芸の流行と団十郎人気との関わり ―
山本唯博/北 徹朗/田村道子/吉原 紳/三浦邦彦/三浦美沙子/穐田 清/加藤象二郎/李 敬玉 トルク測定に関する研究
― 股関節筋力と腹筋・背筋力の関係について ―
萩原 哉/明珍素也 京都・三時知恩寺の善導大師像
沢 豊彦 秋江作、思想小説「蛮社の獄」論― 長編歴史小説『水野越前守』中、「新知識の弾圧」事件簿
今井俊介 いままでとこれから
亀井佑二 地震後美術
小西俊也 RT OF THE WIND、TL OF THE WINDについて
間島秀徳 Kinesis No.316 hydrometeor
牧野光一 反応すること
関 ひとみ 「見る」という行為について
鈴木泰裕 脚を描く