3年次 映像表現実習[進級制作展]

PEG

映像|CG|3min 1sec

何かに集中しているときは、普段より早く時間が過ぎるように感じることがあります。子どもの頃、夢中になって小型ゲーム機で遊んでいた記憶をヒントに、そんな「集中している時間」をCGアニメーションで表現しました。約5ヵ月あった制作期間の中で、企画、構成、キャラクターデザイン、絵コンテづくりに2ヵ月ほどかけ、それから映像制作、編集に取り組みました。苦労したのは、動画を書き出すレンダリングという作業です。処理速度が遅いコンピュータでは膨大な時間がかかりますし、レンダリングを行って初めて気付くミスもあるため、研究室の協力のもと、学内の施設をフル活用できたのはありがたかったです。映像にはセリフがない分、キャラクターの目の動きや表情の変化にこだわって、光に当たると赤く見える人間の肌の質感表現などにも力を入れました。今回は新しいことに挑戦するというより、自分がムサビで培ってきた経験をどれだけ生かせるかがテーマでしたが、今後はグループ制作で作業を分担し、もっとクオリティの高い作品をつくりたいです。(3年|平野崇伸)

3年次 映像表現実習[進級制作展]

dustman

インスタレーション|プロジェクター、低反発ウレタンスポンジ|H1600mm × W1000mm × D40mm

進級制作では各自がテーマを決めて、制作から展示の設営、運営まで行います。私は「美術館に飾られる絵画のような映像をつくること」をテーマにしました。最近は、映画やテレビ、パソコンのディスプレイなどで見慣れているものとは異なる、映像のあり方を提示したいと考えています。今回、トイレの衛生陶器をモチーフにしたのは、トイレの歴史を調べる中で、あのかたちが座りやすさや耐久性、撥水性などを追求して生まれたものだと知ったからです。多くの人に新しい映像体験をしてもらいながら、私が衛生陶器に感じる神秘性や清潔感にも共感してもらえるよう、編集の仕方や映像を投射するスクリーンの素材選びには時間をかけました。制作中は、学生のアイデアを壊すことなく、思考の整理を手伝ってくれる先生のアドバイスも助けになりました。映像学科は多彩な映像表現に触れることができ、発見がとても多い学科です。各専門の垣根もなく、あちこちのゼミの先生に気軽に相談に乗ってもらえるところも魅力だと思います。(3年|下髙原翼)