日本画基礎Ⅱ(風景)1年次開講

『香雨浴ぶ』

雲肌麻紙、岩絵具|H910 × W727mm

風景画の課題です。散歩をしていたときに印象に残った雨の日特有の匂いや色をもとに、「傘をささずに雨の中を歩く楽しさ」をテーマに制作しました。子どもたちは一人ひとりクロッキーしたものを画面上で構成しています。ムサビを受験したきっかけは、尊敬する作家のもとで学びたいと思ったから。美術高校で日本画を専攻していたので画材には慣れていたものの、大学に入ってより成長していると感じます。特に【造形基礎】で他学科の先生からアドバイスを受ける機会があり、「絵画」とひと口に言っても画材が変われば考え方も変わることを知りました。他学科の学生とも交流でき、視野が広がります。
(1年|石禾実紅さん)

絵画実習Ⅷ(自主制作)4年次開講

『母』

雲肌麻紙、典具帖紙、墨、鉛筆、岩絵具、水干絵具、パステル|H1200 × W700mm H803 × W1000mm H910 × W910mm

家で過ごす時間が増えたことをきっかけに、母をモデルに日常の風景を絵日記的に切り取った連作です。家族に焦点を当てたことも連作の制作も初めての経験でしたが、講評でも評価していただき、卒業制作では祖母を描いてみようと思っているところです。日本画には伝統的な画材や技法に忠実なイメージがあるかもしれませんが、ムサビの先生方はとても寛容で、制作にのびのびと打ち込めます。個人的にうれしかったのが、人物画に力を入れているところ。プロのバレエダンサーを招いたり、1カ月間集中してヌードデッサンに取り組む課題があったりと、とても刺激的な制作環境です。
(4年|中里みのりさん)