基礎造形 1年次

成島麻世

段ボール|H700 × W1700 × 1200mm

【基礎造形】は、室内を動き回るコスチュームモデルを、段ボールを使って等身大で表現する1年次最初の授業です。彫刻表現における視点の多極性ー言い換えれば「目で触る感覚」をどのように表現できるか。構造的な問題や表現の組み立て方、美術史的な問題などを意識しながら、造形的な基礎と自分自身の視点を探ります。

彫刻F・G 2年次

生島直也

鉄|H1000 × W2400 × D1050mm

【彫刻F・G】は、ブロンズ、鉄、石、木から素材を選択し、それぞれの素材の特性を理解しながら基本的な技術を習得する授業で、「実材実習」とも呼ばれています。さまざまな素材と向き合い、テーマや技術を絞り込んだ密度の高い実習が続く2年次の授業において、専門工房を駆使して表現に向かうための総合的な指導の場でもあります。

彫刻H 3年次

上久保徳子『介すること』

FRP、単管パイプ、紐、紙、ベニヤ板など|H1900 × W2000 × D600mm

【彫刻H(素材と形態)】では、マケット(雛形)制作とプランニングを通して、作品のアイデアを現実的に構築し、各自で自由に選択した素材、媒体を表現に結びつけていきます。専門工房での本格的な制作が始まる3年次において、技術の修練のみに関心を傾けることなく、自らの感性を改めて見つめ直す大切な授業です。

卒業制作 4年次

稲垣慎『鸚哥-2』

樟|H2590 × W1890 × D1100mm

一見して、樟の丸太に鸚哥を忠実に再現したものでないことは明らかで、作者はマケット制作の際に、偶然性をも取り込みながら、かたちにディストーションを加えました。それを参考に拡大し、樟の丸太に彫り込んでいく。像そのものの形状に、羽根や羽毛がまとわりつき、隆起し、渦巻き、多くの流れをつくり出す。この質量と表面積は空間に心地よいバイブレーションを放ち、我々をのみ込んでいきます。