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高柳佳織

印象に残っているのは入学して最初に受けた授業です。約180cm×120cmのダンボールを4枚ずつ渡され、人体を作る課題でした。私はダンボールをはがして薄い紙のようにし、同じくダンボールで作った骨組みに貼りつけていきましたが、課題の解釈や作る過程は人それぞれ。ダンボールだけで、こんなに多様な作品ができるのだという新鮮な驚きを感じた授業でした。その後は未経験の素材にもトライするようになり、抽象的な作品も作りましたが、結局はもともとやっていた粘土と人体に戻ってきました。今後はもう少し焼き物を追究してみようと考えています。焼き物は、粘土で作った時の表現がほとんどそのまま残ります。ただ、一口に粘土といっても種類は多いし、土によって特徴も異なります。焼き方も基本の素焼きと本焼の2段階の他、素焼きだけにする、あるいは乾燥させて釉薬を塗って本焼だけという方法もあるので、いろいろと試行錯誤してみたいと思います。

胸像 | 本業(ほんぎょう)焼、水粘土、素焼き

胸像

本業(ほんぎょう)焼、水粘土、素焼き
シルエットを大事にしたいとのこだわりを持って制作。
特に気にいっているのは力が入って張っている部分と
たわんでいる部分の表現。

成田輝

untitled 鉄|全長3m

untitled

鉄|全長3m
シンプルでかっこいい形の作品を作りたいと考え、“ マンモスの牙”をモチーフに制作。

鉄、FRP、テラコッタ、金属、木彫など、さまざまな表現を学んできましたが、やっぱりおもしろいのは金属。特に鉄に魅力を感じます。なかなかいうことをきいてくれない硬い鉄板と真剣に向き合うのがいい。例えば叩いて曲げる時の、鉄と“ 闘う” 感じは、大変だけど楽しいし、溶接で火を使う時には緊張感があります。何よりも、全力で格闘しないと頭の中にあるイメージ通りにならないのがおもしろい。たとえ溶接がうまくいっても、曲げるのに苦労するなど、本当に毎日が力仕事という感じですが、そのぶん、のめりこめるし、できた時の達成感も大きいです。同じ鉄でも、磨きの工程を取り入れて鏡面にするなど、試したいことや作りたい作品はまだまだたくさんあります。また、牙のように尖ったものが好きな自分とは別に、家という空間が好きな自分もいます。だから、できる時間や設備があるうちにやりたいことはやってみるつもり。やらずに後悔したくないですから。