彫刻A 1年次

田中海

【彫刻A】は人体をモチーフとした2課題の選択。「内側のかたち」という課題では、「人体」を感じながらそのかたちを覆う外型を木でつくり、その中に石膏を注入したあと、外型を外してイメージを出現させます。この制作プロセスは、実にさまざまな作品につながる基礎の一つです。

彫刻 D・E 2年次

増井のはら

【彫刻D・E】は2課題選択の「塑像実習」として、多様なモデリングを行います。一方は等身人体塑像、もう一方のこの課題は、石膏で型取りをし、その型を使って二つの素材(樹脂〈FRP〉とテラコッタ)で完成させます。可塑性のある素材の可能性とかたちの追求による密度の高い実習です。

彫刻I 3年次

國保彩夏『そぞろ歩きの輪』

H220×W1420×D410mm

【彫刻I】はマケット(模型)制作とプランニングを通して、それぞれの工房で制作した前回の作品をさまざまな角度から分析することによって、当初予想していなかったまったく新しい展開を見つける可能性を探ります。複数の工房へのアクセスが自由である本学科の特徴が発揮されます。

卒業制作 4年次

大川原暢人『無題』

インスタレーション|ミクストメディア 木、プラダン、指サック、有孔ボード、結束バンド、ボウル、ほか|H3000 × W10000 × D7000mm

大川原の作品は(スケートボードで)グラインドする際の身体とデッキ、そして、その接点が重要視されている。幾重にも構成されたパーツに接する部分にこそ独自性が与えられ、的確に選定された素材が重力を支える。それは奇しくも危うさというより、安定した印象を与えている。「恐れるな!もう一歩踏み出せ!」と自身に言い聞かせる。より高度な次元に挑むのだ。そして、次に会う時には難度の高いトリックを見せてくれることを期待している。(三沢厚彦教授/『優秀作品集2017』より一部抜粋・編集)