武蔵野美術大学の夏期の節電対策について(公示)

学校法人武蔵野美術大学
理事長 高井邦彦

武蔵野美術大学
学長 甲田洋二

  3月11日に発生した東日本大震災による福島第一原子力発電所の事故等により、東京電力及び東北電力管内では今夏の電力供給が大幅に不足することが予想されています。
  このような状況を受けて、経済産業省は電気の使用制限の実施を決定しました。また、文部科学省は所管の大学機関等に節電対策の確実な実施を求めています。
  武蔵野美術大学は、電気の使用制限の対象となる大口需要家(契約電力500kw以上)であるため、今夏は昨夏比で最大使用電力(ピーク電力)を15%削減することが義務付けられています。
  以上のような状況を踏まえ、武蔵野美術大学では、今夏の節電対策として、下記のとおり計画、実施していきます。学生、教職員及び関係者各位のご理解とご協力をお願いいたします。
  なお、今回の節電計画は、学生生活、教育活動に対して可能な限り配慮したものです。また、学生及び教職員の健康管理、安全管理には十分留意して節電を実施していきます。

節電の目的

1. 計画停電を実施しないため
2. 電力需要急増による突発的な大規模停電を回避するため

節電の目標 ≪期間:2011年7月1日 ~ 9月22日≫

鷹の台校の昨年度の最大使用電力(ピーク電力)は、9月の2,454kwでした。
今夏は、その最大使用電力(ピーク電力)2,454kwの15%(368kw)を削減します。

節電の対策 ≪目標削減電力は15%削減の368kw≫

1. [約4%削減] 自家発電機設備(コージェネレーション)の最適運転

2. [約8%削減] 空調設備の節電

(1)冷房設定温度28℃の厳守
(2)集中管理システムによる省エネ自動制御運転の実施
(3)共用部(廊下や共用スペース等)の空調停止
(4)18時以降の空調停止
(5)扇風機の有効活用

3. [約2%削減] 照明の節電

(1)廊下等共用部の間引き点灯・管球の取り外し
(2)LEDや高効率機器への交換
(3)外灯など点灯時間・台数の見直し

4. [約1%削減] その他の節電

(1)エレベーターの稼働台数制限(2・9・12号館ほか)、階段利用の励行
(2)温水暖房便座の使用制限(暖房・温水停止)
(3)共用部の電気温水器の停止
(4)自動販売機の節電運転
(5)事務用機器の節電施策

ア PC等の不使用時のスタンバイ、電源off
イ 2台目以降のコピー機、プリンターの電源off
ウ 電気ポット等の電化製品の使用自粛

(6)業務委託業者(食堂、売店、画材店等)への節電要請(営業時間短縮等)
(7)クールビズなどの軽装の奨励
(8)職員の18時退校の推進

  上記の節電対策には、期間を設定していますが、本学では経済産業省による省エネ法や東京都の地球温暖化対策への対応も義務付けられており、中長期的に省エネへの対応を計画、実施していきます。

以上

関連記事