[訃報]水尾博 名誉教授のご逝去について

本学名誉教授 水尾博先生が、2022年1月3日にご逝去されました。享年91歳。
ここに謹んで哀悼の意を表すとともに、ご冥福をお祈り申し上げます。

なお、ご葬儀は近親者のみで執り行われました。
ご厚志は謹んでご辞退されるとのこと併せてご報告いたします。

水尾名誉教授は国内各地、アジア各国において民芸・工芸調査を実施し、日本美術史、工芸学、民族芸術学、造形学の教育研究活動に従事されました。
とくに日本美術史において「用の美学」を提唱し、講義、講演等を精力的に実施するなど日本の民芸活動の普及に貢献され、研究成果を美術史論、随想、人物誌等多くの著作を公表されました。2017年度秋の叙勲 「瑞宝中綬章」を受章。

本学においては、1970年4月に教授に就任され、美学美術史研究室に所属し、多年にわたる教育研究活動に従事し、著名な学者・研究者として功績を残されました。
1986年4月に武蔵野美術大学美術資料図書館長、1986年12月に武蔵野美術大学学長・同短期大学部学長に就任され、2001年3月に定年にて退職されるまで40年以上にわたって日本美術史・工芸学の教育・研究に努め、2001年4月に本学名誉教授になられました。

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