Nerhol 田中義久さん、小川希講師が文化庁「令和6年度(第75回) 芸術選奨 」文部科学大臣新人賞受賞
掲載日:2025年3月4日(火)
田中義久さん(空間演出デザイン学科卒業)、小川希講師(芸術文化学科/映像学科卒業)が、文化庁 令和6年度(第75回) 芸術選奨にて文部科学大臣新人賞を受賞されました。
令和6年度(第75回) 芸術選奨 文部科学大臣新人賞
部門 | 美術B部門 |
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受賞者 | Nerhol(田中義久 飯田竜太)/現代美術家 |
授賞対象 | 「水平線を捲る」展ほかの成果 |
贈賞理由 | グラフィックデザインを基軸とする田中義久氏と彫刻家の飯田竜太氏という、専門領域の枠を超えた両氏の対話を起点とする表現活動を展開しているNerhol。連続イメージを積層し、手で「彫る」ことで時間と空間の多層性を探る代表作をはじめ、自然環境と人間社会、静止と移動、可視性と不可視性など様々な境界を行き来するようにして複雑に絡み合っている事象を掘り起こし、切り開いている。大規模個展「Nerhol 水平線を捲る」は17年間の活動の変遷やその深化を示しただけでなく、理解できないことを覆うものを捲り上げて新たな地平を探ろうとする彼らの更なる活躍を大いに期待させる力に満ちていた。 (「令和6年度(第75回)芸術選奨 文部科学大臣新人賞 贈賞理由」より) 美術B部門選考審査員:青木淳、川上典李子、久保田晃弘、高橋綾子、丹羽晴美、原久子 |
部門 | 芸術振興 |
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受賞者 | 小川希/Art Center Ongoing代表 |
授賞対象 | 「芸術激流2024 ラフティング+アート」ほかの成果 |
贈賞理由 | 平成20年、東京・吉祥寺に実験的な芸術表現を追求する芸術複合施設「Art Center Ongoing(アートセンター・オンゴーイング)」を開設。国際的なネットワークを活(い)かした滞在制作プログラムや、芸術祭への企画参加など幅広く活動。令和6年には「芸術激流2024ラフティング+アート」で、御岳渓谷(みたけけいこく)を会場に、急流を下る観客に現代美術家や詩人らが作品発表を行い、従来の展覧会の枠組みを超えて、表現者と鑑賞者の協力関係の中で成立する作品鑑賞における合意形成の在り方を拡張する活動を展開した。 (「令和6年度(第75回)芸術選奨 文部科学大臣新人賞 贈賞理由」より) 芸術振興選考審査員:小川敦生、掛尾良夫、梶屋一之、木村絵理子、小林真理、久野敦子、堀内宏公 |
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