鳥インフルエンザ(H7N9)の注意喚起

学生諸君

学生生活課
保健室

各メディアで報道されているとおり、中国を中心としたアジア圏でウィルスの感染が報告されています。これからゴールデンウィークを迎えるにあたり、海外へ渡航を計画している場合は、下記を注意し十分な予防を心掛けて下さい。

中国における鳥インフルエンザA(H7N9)が、鳥から人に感染する事例が数多く報告されています。
国立感染症研究所がウィルスの遺伝子情報を解析した結果、ウィルスがヒトへの親和性を有している可能性があることが指摘されており、現在詳細を確認中です。インフルエンザA(H7N9)ウィルスの感染源と感染経路は不確定ですが、感染全般を防ぐためには以下の予防対策を心掛けてください。
新型インフルエンザの大流行は、必ずしも予測したように展開するものではなく、発生する事態も様々であると想定されています。このような状況を踏まえ、政府は国民一人一人に感染の広がりを抑え、被害を最小限にするために日常からの対策と準備を進め、適切に対処していくように呼びかけています。

■個人でもできる感染予防の対策

新型インフルエンザも、毎年冬に流行する季節性のインフルエンザの対策と基本は同じです。
「罹らない」だけでなく、「うつさない」ことを心掛けてください。
1)「手洗い・うがい」をする。日頃から、習慣化しましょう。
  食前、食事の用意する際、トイレの使用後、咳や鼻水を拭き取った後、動物の世話後
2)「マスクの着用」など「咳エチケット」を習慣化しましょう。
3)不要不急の外出を控える。人混みを避け、人との接触もできるだけ避ける。
4)過労を避け、十分な睡眠、バランスの取れた栄養等によって体調を整える。
5)生の肉を食べない。

■発生時に向けて、事前に備えておくこと

パンデミックは日本だけのものではなく、海外でも同時に発生しますので、海外で大流行すれば、輸入が減少し停止することによって、種々の生活必需品も不足して手に入らなくなることがあります。
新型インフルエンザが流行している時期に、外出せずに生活できるように最低2週間分(できれば2カ月分)の食料・日用品、医薬品(解熱鎮痛剤、常備薬等)、サージカルマスク(20~30枚)、体温計などを早目に備えておきましょう。

■発生した場合の通知方法について

新型インフルエンザが発生した場合は、国または都道府県が迅速に情報を発信します。
大学からも、校内放送・公示・大学webサイト・LiveCampus等で通知します。

■発生した場合の大学の授業について

公示・大学webサイト・LiveCampus等で通知しますので各自、留意してください。

■インフルエンザに感染または疑いが出た場合の連絡について

大学には登校せずに、大学の保健室(042-342-6029)に必ず、電話連絡をください。
*インフルエンザの症状は、38.0度以上の急な発熱、咳などの呼吸器症状、だるい、食欲がない、関節痛などの全身症状です。新型インフルエンザも同様の症状があらわれると推定されます。

 

■咳エチケットに心掛けましょう

●咳・くしゃみの際はティッシュなどで口と鼻を押さえ、他の人から顔をそむけて1m以上離れましょう。
●鼻汁・痰などを含んだティッシュは、すぐに蓋付の専用ゴミ箱に捨てましょう。
●咳をしている人にマスクの着用をお願いしましょう。
*マスクは病院などにて使用されるより透過性の低い「サージカルマスク」が望ましいですが、通常の市販マスクでも咳をしている人のウイルスの拡散をある程度は防ぐ効果があると考えられます。一方、マスクを着用しているからといって、ウイルスの吸入を完全に予防できるわけではありません。マスクをつける際は説明書をよく読んで、正しく着用しましょう。

■食料・水・日用品の確保・備蓄の例

●食糧(長期保存可能なもの)
主食類(米、乾麺類、コーンフレーク・シリアル類、乾パン)、各種調味料、レトルト・フリーズドライ食品、冷凍食品(家庭での保存温度ならびに停電に注意)、缶詰、菓子類、ミネラルウォーターなど。

●日用品・医療品・医薬部外品
常備薬(胃薬、その他持病の処方薬)、解熱鎮痛剤(アセトアミノフェンなど:薬の成分によっては、インフルエンザ脳症を助長する可能性がありますので、購入時に医師・薬剤師に確認してください)、体温計、絆創膏、インフルエンザ対策の物品(サージカルマスク、消毒用アルコール、ゴーグル、ゴム手袋)、氷枕、漂白剤(次亜塩素酸:消毒効果がある)、保湿ティッシュ(消毒効果のあるものとないもの)、ビニール袋(汚染されたごみの密封に利用)、トイレットペーパー、ティッシュペーパー、アルミホイル、キッチン用ラップ、洗剤(衣類・食器等)・石けん、シャンプー・リンス、生理用品

●災害時のための物品(あると便利なもの)
懐中電灯、乾電池、携帯電話充電キット、ラジオ・携帯テレビ、カセットコンロ・ガスボンベなど。

■インフルエンザに関する情報

厚生労働省及び文部科学省、国立感染症研究所感染症情報センターのサイトに、インフルエンザに関する情報等を掲載した専用のページが開設されています。

あわせて外務省海外安全ホームページもご参照ください。

外務省海外安全ホームページ

なお、ご不明な点や相談したいことがある場合は、1号館1階保健室(042-342-6029)へお問い合わせください。

以上

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