学科理念・教育目標

ヴィジュアル・コミュニケーション・デザイン領域の未来を拓き、美と創造的な技術で人と人、人と社会、人と情報を繋ぐ専門家を育成する。

ヴィジュアル・コミュニケーションを支える文字や図像などの視覚言語を印刷や映像、インタラクティブツールなど様々なメディアに展開してきたデザインは、時代とともに常に新しい表現形態とコミュニケーションの形式を生み出し、私たちの社会の形成に深く関わっています。特に今日のデジタル技術の急速な浸透は私たちの日常生活はもとより、様々な産業や文化における情報環境を大きく変えつつあります。こうした状況の中でいま求められているのは、社会的な視点から情報をとらえ直し、再構築することができる知性と行動力、人々の感性に共鳴しうる高度な技術と美意識を持った専門家=デザイナーです。その能力を育てる為に、大学は過去に蓄積された優れた美とコミュニケーションの原理を深く学ぶ場であると同時に、それらを現在のテクノロジーと交差させ、統合し新たな環境、メディアにおける今日的な課題に果敢に挑戦する場であることが求められています。

現代社会とその未来に対応する創造的な担い手を育成し、新しい時代のヴィジュアル・コミュニケーションのとびらを開く人材を育てる。それが視覚伝達デザイン学科の目的です。

カリキュラム・ポリシー(教育課程編成・実施の方針)

カリキュラムは以下の基本方針によって構成される。
1:造形における視覚言語の原理の理解と実践
2:複製技術、メディア・リテラシーの習得
3:デザイン・プロセス(問題の発見から解決)の実践的理解と開発
4:感性・造形・表現能力の高度化
5:1〜4を統合し、社会に対する情報発信能力の拡張

アドミッション・ポリシー(入学者受け入れの方針)

「見る」ことに強い関心持ち、視覚言語の造形操作に意欲的に取り組もうとしている人を私達は求めています。それは見るべき対象を「どのように見つめる」のかに始まり、「どのように見るべきか」といった見るべき対象との関係から課題を導き出し、さらに「どのように見たか」といった、見るべき対象と自身との関係を明確にし、その結果を正確に美しく写し取れる能力を持ち合せている人であります。また併せてヴィジュアル・コミュニケーションを成立させるための視覚言語の造形操作に、優れた構想力と構成力を有する人です。この二つの能力「見る」ことと「視覚言語の造形操作能力」は、視覚伝達デザイン学科で学ぶ為に必要とされる重要な基礎能力として私達は位置づけています。そしてなにより自身の将来の有るべき姿をヴィジュアル・コミュニケーション・デザインの専門家に重ね、よりよい社会の実現に貢献しようとしている人を求めているのです。

ディプロマ・ポリシー(学位授与の方針)

デザインは表現を伴うがゆえに、その社会性と自身の関わり合い方は単純ではありません。この厄介な関係を良く自覚し、理解し、社会と自身との関係の新たな枠組みを作ることが強く望まれます。各講座ではこの関係性を前提にそれぞれの領域における問題解決に取り組むことになります。よって4年間を通して卒業制作以外の全ての授業における評価は、絶対評価によって単位が与えられます。また年次ごとに期末には合同発表会を設定し、講座での授業内容の共有をはかり同時に異なる批評の場に自らの作品を提示することにより、客観的な価値観の習得につとめることを課しています。4年間の学びの集大成としての卒業制作では、学事としての卒業制作への対応として専任教員全員による相対評価を行うと同時にゼミごとの絶対評価を併せて行っています。