3年次 パッケージデザインⅡ

しきおり

和紙、ファインペーパー|H65 × W250 × D50mm

新商品のパッケージをデザインするというグループ課題です。コンセプトは別の人が考え、私はそれをかたちにしました。「外国人観光客が空港で購入するお土産のゼリー」ということで、日本らしさはもちろん、持ち帰りやすくコンパクトな設計を目指しました。ゼリーの包装を山のかたちに見立てたのは、留学生や外国人の友人に日本の印象をヒアリングしてみると、「四季によって表情を変える山々」という答えが多かったからです。ファインペーパーというコーンを混ぜ込んだ特殊な紙を使い、山肌の質感も表現しました。桜、スイカ、柿、ゆず、と四種類あるゼリーの味わいを連想させる、オリジナルの和柄も作成しましたが、特に力を入れたのはお品書きです。食べ終わったあとも思い出の品として飾ってもらえるように、屏風風のデザインにしています。この授業を通して学んだことは、誰が相手なのかをつねに考えながらデザインしなければならないということ。さまざまな意見を取り入れながらブラッシュアップを重ねることが、良いデザインにつながるのだと思います。(3年|大熊仁)

3年次 ダイヤグラムデザイン

凸凹地図

ポスター|紙 パネル|紙、スチレンボード、紙粘土|H1200×W4000×D50mm

ダイヤグラムの面白さは、グラフや図などの相関関係を探ることで、それまで見えてこなかった多くの情報を読み取れるところだと思います。今回の課題は、ムサビから鷹の台駅までの道をリサーチし、収集した情報をそれぞれのテーマでダイヤグラムにまとめるというもの。私の住む地域と比べて地面のヒビ割れや凸凹が多い点に着目し、それを可視化しようと考えました。まず、ヒビ割れを地図上に整理したうえで、30mごとに紙粘土を地面の凸凹に押し当てて型取りをします。凸凹の度合いに応じて、色分けした粘土の断面図やその集積図、積み上げたグラフなどを作成し、ヒビのできる場所や、ヒビと凸凹、凸凹と場所との関係性を読み取れるダイヤグラムをつくりました。授業では「ひとつの情報だけでなく、複数の情報を組み合わせる『軸の多様化』を意識するように」と言われました。今回、私が扱った情報は「地面の凸凹の度合い」のみでしたが、それを複数の見せ方に展開することで、情報の伝達がより効果的になることを学びました。(4年|小坂由利子)