ライティングスペースデザイン(3年次)

当世小袖雛形本

和紙、OHPフィルム|H420 × W329 × D25mm

興味のあるテーマについて調査、研究し、その際の考察や感動、テーマの魅力などを伝えるのにもっとも適したアウトプットを制作する課題です。当初は「日本の“間”の意識」を調査していましたが、調査の過程で室町から江戸時代に着られていた小袖の存在を知り、その美しさに魅了されました。ひとつひとつの文様に込められた意味や、デザインの変遷を知る中で「小袖には日本人の美意識が詰まっている」という考えに至り、小袖の文様を自分で描き、意味や時代背景を解説する冊子をまとめました。ファッションカタログとして発行されていた当時の「小袖雛形本」にあやかり、使用している和紙も、現存する本物の雛形本を参考に選んでいます。自分が決めたテーマにひたすら向き合い、調査や考察の時間をたっぷり取ることで、課題を追求する力や情報の編集力がついたと思います。また、文献を読み漁ったり、博物館の展示を見たりする中で、私自身の価値軸を再認識することもできました。(3年|二俣宏歌)

マーケティングコミュニケーションデザインⅠA(3年次)

SCENE

段ボール、木材|H1500 × W700 × D700mm

自分が制作したいものを企画として提案し、制作を進めながら、授業内で進捗をプレゼンしてアドバイスをもらい、より人に伝わる完成度の高い作品へとブラッシュアップすることを学ぶ課題です。私はこれまでの課題であまり生かせていなかった自分のイラストを使い、立体作品をつくろうと考えました。制作中に心がけていたのは、とにかく自由に、楽しんで制作するということ。先生からアドバイスをいただき、自分の絵柄に近かったり、好きだと思える現代美術や舞台美術作品をたくさん見ることで刺激を受け、制作に没頭できたと思います。また、人に向けて作品をつくる上で、どのようにアイデアをまとめ、どう見せるのかというアートディレクションのプロセスについても理解が深まりました。視覚伝達デザイン学科には多彩な分野の先生が集い、学生の興味もさまざまです。本気でやろうと思ったことは自由にできる環境ですから、みなさんも思う存分、力を発揮してください。(3年|畑沙織)