画像:旅するムサビプロジェクト

旅するムサビプロジェクト(通称:旅ムサ)は、学生が全国各地の小中学校を訪れ授業を実施する取り組みです。美術館がない地域で中学美術教諭をされている本学卒業生からの「生徒に本物の美術作品を見せたい!」という依頼に対して、学生の作品を学校に持ち込んで鑑賞授業を行ったことを契機に2008年にスタートしました。2017年には活動10年を迎えました。
旅するムサビプロジェクトでは、学生が制作した作品を持参し、子どもたちと対話して鑑賞する「対話型鑑賞」を中心に、黒板に絵を描き子どもたちを驚かす「黒板ジャック」、空き教室を利用した「公開制作」や創造活動を行う「ワークショップ」など、既存の授業では実施しにくい美術教育活動を展開しています。この活動は、美術の楽しさや多様性を子どもたちに伝えると共に、学生自身のコミュニケーション能力やファシリテーション能力の向上、そして現場教員の研修や授業改善に大きな成果を出し、関係者全員が共に学び合うという、これからの美術教育の可能性を提案する取り組みです。

これらは学生の自主的な活動であり、10年以上続く実績が評価され「2017年度グッドデザイン賞」を受賞しました。「教育・推進・支援手法」の分類では美術大学として初の受賞となります。

最新情報

旅ムサで行われている「対話型鑑賞」「黒板ジャック」などの活動について紹介します。

これまで行われてきた黒板ジャックの作品を紹介します。学生たちの力作をご覧ください。

2009年から始まった「School Art Project ムサビる!」の活動の様子を紹介します。

刊行物の紹介

2010年に旅ムサ最初の記録集「美術という生き物に出会った」を刊行後、「もっとつくりたい」や「ムサビる!」などの記録集、特定の活動を単体でまとめた別冊などを刊行しています。別冊の3冊以外は学生たちが企画編集のすべてを行っています。

旅するムサビ in 台湾

旅するムサビ in 台湾(別冊)(2018年発行)

美術って必要なの?

美術って必要なの?(2016年発行)

旅するムサビ in 台湾

旅するムサビ in 台湾(別冊)(2016年発行)

小諸発!ドリーム列車 “絆” プロジェクト

小諸発!ドリーム列車 “絆” プロジェクト(2015年発行)

旅するムサビin上海報告集

旅するムサビ in 上海報告集(別冊)(2013年発行)

ムサビる!2009-2012真夏の学校を、美術館にースクールアートプロジェクトー

ムサビる!2009-2012真夏の学校を、美術館に ースクールアートプロジェクトー(2013年発行)

もっと、つくりたい

もっと、つくりたい(2012年発行)

別冊旅するムサビ記録集

別冊旅するムサビ記録集(2011年発行)

美術という生き物に出会った

美術という生き物に出会った(2010年発行)