SXSW(サウス・バイ・サウスウエスト)2020に出展します

山﨑和彦教授(クリエイティブイノベーション学科)、郡祐太郎さん(クリエイティブイノベーション学科研究室)、赤木謙太さん、久々江美都さん(共に大学院造形構想研究科修士課程クリエイティブリーダーシップコース1年)が、アメリカ合衆国テキサス州オースティンで2020年3月に開催される「SXSW(サウス・バイ・サウスウエスト)2020」に出展します。
*新型コロナウイルス感染症の拡大状況を鑑み参加を中止しました。

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SXSWにブース「MAU CREATIVE STARTUP」を設け、以下の4つのクリエイティブ・スタートアップに関連するプロジェクトのアイデアやプロトタイプを展示します。

Fu α v1.1:心地のいい空気感を再現する風を生み出すプロダクト
担当:赤木謙太
概要:森の中や海辺などの自然の中には、少しほっとするような心地のいい空気感があります。そして、この空気感をコントロールするにあたって風が重要な要素だと考えています。本プロジェクトではその空気感をコントロールするための風を発生させるプロダクトの研究・開発を行っています。この研究を元にwell-beingの文脈からオフィス環境やホテルなどの環境の改善やVRデバイスにおける他の感覚の補完などへ展開を行っていきます。SXSWにおいては「Fu α 版 v1.1」のプロトタイプを展示します。

脳内ビジュアライザー:頭の中のイメージを話すだけで見える化
担当:久々江美都
概要:「頭の中にあるイメージが、話すだけでビジュアル化される仕組み」を作り、新しい非言語コミュニケーションを確立したい。古代中国の教えでは、「良い考えは三上(馬上、枕上、厠上)で生まれる」という。筆や紙を持てず、考えを文章や文字で残しにくい場所的な制限があることで、自由で柔軟な発想が生まれやすいと考えられていた。モチーフとして選んだお風呂は、物思いにふけりやすく、紙とペンが持ち込めないなど、三上の考え方につながる部分はあるはずだ。グラフィックレコーディングで培ったビジュアリゼーションのスキルを活かし、誰もが話すだけで直感的にビジュアルイメージを使いこなす未来の実現に、全力で取り組んでいきたい。

Live shoes
担当:郡祐太郎
概要:身の回りのものや物体が生きていたら、どうなるのでしょうか?使われないものが持ち主に使ってもらいたくて自己自身を変えていく。この作品はもし物体が生きていたらその物体は持ち主の人間のために成長や行動をするのでないかと考えて制作したものです。物体が自分自身を成長させて人間にとって魅力的になるように試行錯誤していく様子です。今回は使われなくなった物体として箱の中にしまわれた靴をモチーフにしてプロトタイプを展示します。

PLANTIO: Social Grow Our Own
担当:山﨑和彦
概要:「みんなで野菜を育てる世界」に向けてIoTを使ったオフグリッド栽培を可能にするハードウェアとミュニティシステムのプロトタイプを展示します。このプロジェクトは本学教員の山﨑和彦が支援しているプランティオ株式会社との共創によるプロジェクトです。このシステムは、独自開発したセンサーを搭載したプランターとAIのサポートによりアプリケーションを導入することで、市民による野菜栽培が地球環境へ及ぼす影響をリアルタイムで表示、可視化するシステムです。このシステムよって「みんなで野菜を育てる世界」を実現させます。

開催概要

タイトル SXSW(サウス・バイ・サウスウエスト)2020
MUSASHINO ART UNIVERCITY CREATIVE STARTUP
日時 2020年3月15日(日)〜3月18日(水)10:00-17:00
会場 オースティンコンベンションセンター(アメリカ合衆国テキサス州オースティン)
Austin Convention Center, Exhibit Halls 出展番号 1343
出展 武蔵野美術大学ソーシャルクリエイティブ研究所

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