構内での器物損壊行為について

学生の皆さんへ

武蔵野美術大学は、2024年7月11日に来年度以降入学を志願する留学生に対し留学生修学環境整備費新設について告知・周知を行いました。その詳細、内訳、事由などについては *こちら をご覧ください。
告知後、学内外で反対や疑義・異議が示されました。しかし、その中には構内の芸術作品や施設への悪質な落書き行為も見られました。これは器物損壊に当たる違法行為であり、こうした行為を本学としては看過できるものではありません。実行者が本学の学生で無いことを信じております。
修学環境整備費についての反対や疑義・異議を平穏なかたちで伝えることは可能であり、すでに大学はそのような申し出を受け取っております。
本学は、これからも留学生の修学環境をより良くし、長年培ってきた教育力により、しっかりと美術、デザインの実力を身につけてもらい、ある者は自国に帰り、ある者は日本に残り、その力を社会に還元していただきたいと考えております。大学として、それをより強固に推し進めてゆくための決定です。それが留学生の自国と日本とを結ぶ真の国際交流になってゆくと信じます。
学生諸君には、美術に携わる者としての真摯な精神に基づいた行動を求めます。

2024年7月17日
武蔵野美術大学学長
樺山祐和

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