武蔵野美術大学100周年に向けた美術・デザイン史検証のためのウェブマガジン「MAU2029」にて、2本の記事が公開されました。ぜひご覧ください。
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民具実測の展開―大学から社会へ
小島孝夫先生(成城大学教授)による、6月30日号「民具実測のはじまり―彫刻から民俗学へ」の後編、いよいよ公開です。ムサビ彫刻を卒業された小島先生が学生時代に培った「民具実測図」の技術は、やがて有形重要文化財指定の貴重な資料となり、また、民具実測図を作成する「愉しさ」が後陣へと受け継がれてゆく過程は、まさに「課外のまなび」の昇華と言えます。
自分のつくり出したものに驚く。共通絵画では、そんな挑戦をしてほしい。「共通絵画って、感じることなんだ。」は、オープンキャンパスで配布するために共通絵画研究室が作成したパンフレットの再掲載です。大浦一志先生、原一史先生、山本靖久先生による2016年収録の鼎談は、共通絵画研究室の変わらぬ教育理念が描かれています。
2029年、武蔵野美術大学(ムサビ)は創立100周年を迎えます。
このウェブマガジンは、さまざまなインタビューや対談、埋もれた大学史史料の発掘、アーカイブ資料の公開といったコンテンツを掲載していきます。そして記事と記事をつなぐキーワードを探りながら、さらに新たな記事を編集していきます。
「ムサビをつくってきた人」(教職員)と「ムサビがつくった人」(学生・院生、卒業生)が、100年にわたる美術、デザイン、学術研究にどのような貢献をしてきたかを考えるための、みんなのプラットホームです。
ウェブマガジン「MAU2029」
