岡﨑章講師が『感性思想のデザイン』を刊行

岡﨑章講師(デザイン情報学科)が、『感性思想のデザイン』を刊行されました。

タイトル 『感性思想のデザイン』
著者 岡﨑章
出版社 株式会社KANSEI DESIGN

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問題を「解く」時代から、問いを「つくる」時代へ

デザイン思考は、与えられた課題を解決する技術として大きな成果をあげてきました。しかし、「何が問題か」さえ定まらない現代において、その方法論は適用範囲の限界を迎えつつあります。本書は、この行き詰まりを越える創造の出発点を「感性」に求めます。

感性とは、単なる感覚的な好みでも、主観的な印象でもありません。それは、人間が世界と関わり、まだ言葉にならない意味の萌芽を感じ取る、もっとも根源的な知です。本書は、この感性を中核に据える「感性思想」を、観察・解釈・構想・具現化・評価という創造のプロセス全体を貫く思想として提示します。

デザイン思考の構造と限界の検討から、感性とは何かという問い、問いをつくる力、感性の可視化と記述、線形ではなく螺旋的に循環するプロセスの方法論、そして教育・医療・技術への展開まで。本書がもっとも重視するのは、手法やツールそのものではなく、その背後にある「考え方」、つまり、感性をどう働かせ、どのように意味を創り出すのか、という思想です。

すでに刊行した『感性でひらくデザイン』『感性をカタチにする患者中心医療のためのデザイン』が、教育と医療における感性の「実践」を扱ったのに対し、本書はそれらの実践を支える「思想」を根本から捉え直す一冊です。

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