第5期自己点検・評価/第2回認証評価スケジュール

本学では、2015(平成27)年度の認証評価に向けて、第5期自己点検・評価委員会のもと、実務作業委員会(WG)を立ち上げました。

任期は平成25年4月1日~平成27年3月31日までとなります。

2013年度

4月25日
第1回WG総会
5月~11月
WGによる点検・評価及び報告書とりまとめ
11月初旬
本委員会に報告書提出
11月11日
第2回WG総会
11月~3月
本委員会による報告書取りまとめ

2014年度

4月~9月
WGによる点検・評価及び報告書取りまとめ
9月下旬
本委員会に報告書提出
10月~12月
本委員会による報告書とりまとめ
12月~1月
大学基準協会に評価申込書及び報告書草案等提出(H27.1.15まで)
3月
大学基準協会に評価資料の提出(H27.4.1まで)

2015年度

4月~9月
大学基準協会評価者による書面評価
5月~6月
実地調査(2日間)の日程、スケジュール調整
9月~10月
実地調査(2日間)の事前準備及び実地調査
12月下旬
大学基準協会より大学評価結果(案)の送付
1月中
意見申立期間
3月中
大学基準協会より大学評価結果の送付

各種方針の策定について

2015(平成27)年度認証評価にあたり、大学基準協会の定める「大学基準」について、方針を策定しました。

大学基準3:教員・教員組織

「大学として求める教員像および教員組織の編成方針」

美術・デザインを中心とする造形分野の、人格的にも優れた専門家の養成を教育目標とする本学は、技術的専門知識の教育のみならず総合的な人間形成のための教育を遂行するために、求める教員像および教員組織の編成方針を以下の通りに定め、教員組織の質の向上と教育体制の強化に努める。

本学の求める教員像

本学教員には、学部および研究科の教育理念、教育目標、カリキュラム・ポリシー、ディプロマ・ポリシーを十分に理解したうえで、学生の信頼に応えうる誠実さ、熱意、倫理観をもって、優れた教育活動を行い、高度かつ先端的な研究および制作活動の実践を通じて自己の専門分野の発展に寄与しうる能力が求められる。また、自己の専門分野における知識と技能ならびに研究や活動の成果を、本学における教育に反映させるとともに、文化の創造発展に寄与するものとし、社会的責任を果たす使命感が求められる。

教員組織の編成方針

造形学部
文部科学省の定める大学設置基準に則った専任教員を配置することはもとより、本学学則の定めるところに従い、造形学部の教育理念、教育目標、カリキュラム・ポリシー、ディプロマ・ポリシーを実現するのに十分な教員組織を整備する。編成にあたっては、各教育単位ならびに各教員の担当分野を明確にすることによって教育目標の達成に関わる責任を明らかにする。
大学院造形研究科
大学院設置基準を踏まえ、本学大学院規則の定めるところに従い、造形研究科の教育理念、教育目標、カリキュラム・ポリシー、ディプロマ・ポリシーを実現するのに十分な教員組織を整備する。編成にあたっては、教員の適切な役割分担及び連携体制を確保し、組織的な教育が行われるよう留意する。

大学基準4:教育内容・方法・成果

学位授与方針(ディプロマ・ポリシー)

*造形学部11学科のディプロマ・ポリシーについては、各学科ページ内に掲載しています。

大学基準4:教育内容・方法・成果

教育課程の編成・実施方針(カリキュラム・ポリシー)

*造形学部各学科のカリキュラム・ポリシーについては、各学科ページ内に掲載しています。

大学基準5:学生の受け入れ

学生の受け入れ方針(アドミッション・ポリシー)

*造形学部各学科のアドミッション・ポリシーについては、各学科ページ内に掲載しています。

大学基準6:学生支援

学生の支援に関する方針

学生一人ひとりが自ら学修に専念し、有意義で充実した学生生活を送れるよう良好な環境を整備するとともに学生の人間的成長と自立を促し、個性豊かな幅広い美的教養を備え、かつグローバル化の加速している社会において美術・デザイン分野で国際競争力を発揮し活躍できる人材を育成・支援する体制を構築する。

修学支援
1. 学生の学修状況を把握・分析し、学生との面談や当該研究室との情報を共有し適切な対応を取る。
2. 障がいのある学生を支援する体制を整備する。
3. 学生が安心して学業を継続することができるよう奨学金制度等を整備・充実させるなど経済的支援措置を講じる。
生活支援
1.学生が抱える様々な不安や悩み等の問題に対処するため、学生相談室と保健室の連携を強化し学生生活支援体制を構築する。
2.各種ハラスメント問題に対処するため、相談窓口の機能を強化し、快適な環境のもとで学修や制作・研究に専念できるようハラスメントの防止、排除に向けた全学的な研修や啓発活動を行う。
3.定期的に学生生活実態調査を実施し、その分析を踏まえ多様なニーズを持つ学生に対して適切な支援を行う。
4.留学生の生活支援について充実を図り、積極的に受け入れる体制を整備する。
進路支援
1. 学生が希望する進路を選択し、実現できるようキャリア設計の支援体制を強化する。
2. 学生一人一人が自らの責任で、キャリアを選択・決定していくことができるよう、大学の教育活動全体を通して、生涯教育の視点を取り入れた組織的、系統的なキャリア形成支援教育を実施する。

大学基準7:教育研究等環境

教育研究等環境の整備に関する方針

本学の理念・目的を実現するために学生が主体的・能動的に考え行動する力を育成・促進し、学修効果を最大限発揮できる教育を行える環境を整備する。また、教員が教育研究活動を十分に行えるよう支援する環境や条件を整備する。

  1. 学生の主体的・能動的な学修、教員の教育力向上や優れた研究成果の創出等教育研究活動を支援するため、教育研究環境の整備・充実を図る。
  2. 美術館・図書館では美術・デザインに関する資料を充実させ、収集・保管・活用する体制を整備しその機能を強化していく。
  3. 研究資金の適正な管理を行うため、規則の整備、研修会の開催等研究活動の倫理に関する意識の向上・普及に努める。

大学基準8:社会連携・社会貢献

社会連携・社会貢献に関する方針

美術・デザインの専門大学として、教育・研究成果等を社会に積極的に還元することにより、社会連携・社会貢献を進め、もって文化の創造発展に寄与することを方針とする。

具体的には、地方自治体との連携、美術館・図書館を中心とした学内展示施設やgallery αM、デザイン・ラウンジ等で開催する展覧会・シンポジウム等の公開、ネットワークを通じたデジタル・アーカイブの公開、企業等との連携による共同研究・受託研究、公開講座の実施、地域社会との交流、国や地方自治体等の政策形成への寄与等の活動を通して積極的に社会連携、社会貢献を図る。また、国際交流締結や国際交流プロジェクトの実施など海外の美術・芸術大学との協働を拡充し、国際芸術都市への研究者派遣、訪問教授の招聘、外国人研究員の受け入れ等の継続・充実を図るとともに、ico-D(国際デザイン団体協議会、2014年12月ICOGRADAより名称変更)、ICSID(国際インダストリアルデザイン団体協議会)への加盟など様々な活動を通して、研究成果の公開や学外の研究者・留学生との情報交換・交流に努め、国際社会への貢献を図る。

大学基準9:管理運営・財務

管理運営・財務方針

本学の理念・目的の実現に向けて、大学及び法人の運営組織がそれぞれの果たすべき役割を明確にし、目的達成のために改善・改革を推進し、健全で円滑な管理運営を図る。そのために大学及び法人に関する諸規定の整備充実に努め、明文化した規定に基づき公正かつ適切な運営を行う。

大学の運営では、教育目標に沿って教育の質を確保し、発展を図るために、造形学部教授会規則、研究科委員会規則及び各種委員会規則に基づき、適正な運営を行う。学長、美術館・図書館長、通信教育課程課程長、通信教育課程副課程長、博士後期課程課程長、造形研究センター長、学長補佐及び教員部長で構成する学長室会議を置き、教授会に付議すべき事項、教授会で決定した事項の執行に伴う事項、武蔵野美術大学の運営に関わる事項などについて協議し、学長の適切かつ円滑な職務の執行を補佐する。

理事会は、寄附行為等の規定に基づき、法人の最終的な意志決定機関として健全な運営に努める。社会環境の変化に柔軟に対応した経営計画を策定し、健全な財政運営を図り教育環境を整備し、本学の教育目標達成に向けて、永続的な発展を図る。理事長、学長及び学内理事をもつて構成する理事長室会議を置き、理事会に付議すべき事項、理事会で決定した事項の施行に伴う事項、法人の運営に関わる事項で緊急の判断を要する事項について協議し、理事会の適正かつ円滑な運営を図る。

大学・法人の両者に関わる業務については、法人・大学業務調整会議で審議し、法人、大学等の円滑かつ迅速な運営を図る。

本学は、教育研究を円滑かつ効率的に行うため、適切な事務組織を設け、公正で合理的な運営により、大学の理念・目的の達成に資することを目標とする。また、事務職員の意欲・資質の向上を図るため、適正な方策を実施する。

本学は、その理念・目的・教育目標に沿って、教育研究の水準を維持向上させるため、中期計画を含めた事業計画・予算編成方針を策定、財政計画を立てる。財政計画では、教育活動や研究活動に重点配分を行うなど、教育研究活動を活性化する観点を重視する。帰属収支差額の収入超過状況を維持し、将来の施設設備の需要への財政基盤を確保するとともに、消費収支の均衡を図る。収入面では、学生生徒納付金に過度に依存しないよう、補助金獲得や競争的研究資金の導入を推進するなど、その他の財源を確保する。

大学基準10:内部質保証

内部質保証の方針

本学は、理念・目的・教育目標を実現するために、学校法人武蔵野美術大学自己点検・評価規則に基づき、自己点検評価委員会を常設、策定された長期点検・評価計画のもと、本学の教育研究及び経営管理等の諸活動について、不断に自己点検・評価を実施し、その結果について広く社会に公表する。また、自己点検・評価結果に基づいた改善・改革を推し進めるために、自己点検評価活動のPDCAサイクルを整備し、着実な運用を図る。