課外センター展示「3014 キャンバスのアイデンティティーとは何か? -絵画の拡張性を探る」

日程 2015年6月30日(火)~2015年7月4日(土)
10:00-19:00 *最終日は14:30まで
場所 鷹の台ホールB1F展示室(課外センター展示室)

企画参加者:園部惠永子さん(油絵学科3年)、三代宏大さん(油絵学科3年)

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絵画の可能性を考えた。そのためにはものとしての絵画がどのような構成なのかを知る必要がある。
絵画とは描かれる内容によるものなのか、窓としてのフレームなのか、キャンバスだからなのか、
絵の具だからなのか、筆で描かれているからなのか、デジタルとは違う厚みからなのか、木枠という骨からなのか。
今回の展示では、絵画に馴染みのあるキャンバスを、木枠、タックス、布の三点に分解、構成展示する。
キャンバスを分解し別々に提示することで、キャンバスを構成していたそれぞれの役目を明らかにし、
キャンバ スのアイデンティティを明らかにする。木枠を失ったキャンバスは、果たして絵画たりうるのか?
キャンバスからむき出しにされ表舞台に立った木枠は果たして存在を許されるのか?
キャンバスとして不完全な姿は、キャンバスとなるために逆に多くの絵画の可能性を考えさせられる。
多様化したアートが混在する今日において、絵画の拡張性を探っていくものである。

人物紹介

園部 惠永子 1993
武蔵野美術大学油絵学科油絵専攻在学
岐阜→東京
裏と表・次元空間の往来・身体性・通気性などをテーマに、絵画・立体・インスタレーション・スマホアプリなど、様々なメディアで模索。ニュートラルな性質からレディメイドを用いることが多い。常にある種の "不純さ" が参入した整合性の構築を図っている。意味や意義を超越もとい無視した無責任で無関心な放任主義が新たな価値の創造を支えることを願う
三代 宏大 1989
武蔵野美術大学油絵学科油絵専攻在学
大分→東京
関係性について興味があり、それは人間関係から絵画に至るまで様々である。中身が分かっている蓋の閉じた瓶があったとして、蓋の空いた瓶も同時に用意し確認したい性分。

イベント
クロージングパーティー:7月3日(金)17:00-

課外センター展示「3014」

課外センター展示「3014」

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