境界の地図

日程 2021年9月25日(土)~2021年9月28日(火)
11:00-20:00
場所 ギャラリーNIW(東京都文京区関口1-44-8)

水野ジュメイさん(2021年大学院造形構想研究科修士課程映像・写真コース修了)の展覧会のお知らせ。

境界の地図

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参加者:
水野ジュメイ(2021年大学院造形構想研究科修士課程映像・写真コース修了)
鷹取詩穏(東京藝術大学大学院先端芸術表現専攻)

境界は、線引きである。既存の概念や認識という線引きで通り過ぎていくものもあれば、線引きがあるからこそ守られるものもある。線には決まった在り方が存在しないため、動かすことも、繋がることも、飛び越えることもできるのではないだろうか。まるで一歩進み、あるいは、一歩下がると、自分の歩く道や見える景色が作られていくように。私達は、行先を手繰り寄せる地図をつくる。

本展では、「境界」について問いかける二人の作家 水野ジュメイと鷹取詩穏による初の二人展となります。 それぞれ映像や写真・言葉を主な表現方法とし、「立場や視点」を問いかける水野と、物事や言葉が重なり合うことによって生じる想いについて模索する鷹取の視点で、制作を行なっています。二人の作家は共通で、現代の日本社会において、思わぬ境界線が引かれてしまいがちな対象に向かってアプローチをしています。

水野の場合、自身のルーツと重ねるようにして「認識」について作品を展開しています。言葉、写真、映像を用いて、2020-2021年の日本母国語者で日本以外にもルーツがある人を対象とした対話プロジェクト「Making Face」を今回は展示します。

鷹取は、東日本大震災における「過去」という要素に着目したインスタレーション作品を展開するほか、現代日本の「正しさの在り方」について問いかける作品を展示します。

今回の展示「境界の地図」では、主題に対して作家・鑑賞者を含め、これからの地図を作っていきたいという願いを込めて開催いたします。

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