博物館実習展「中国剪紙・プロジェクション」

日程 2021年12月15日(水)~2021年12月17日(金)
16:30-19:00
場所 鷹の台キャンパス 13号館 1F屋外スペース(見学自由)

「博物館実習Ⅱ」履修生(4年)、加藤幸治教授(教養文化・学芸員課程)による展示のお知らせ。大石啓明専任講師(デザイン情報学科)、趙岩さん(大学院造形研究科博士後期課程)が特別協力。

博物館実習展「中国剪紙・プロジェクション」

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概要:
中国剪紙(切り紙細工)は、ユネスコ無形文化遺産にも登録された伝統文化です。ハサミや彫刻刀で紙に模様を切った工芸品で、生活を彩り、人々の年中行事や住空間の装飾と深く結びついた、独自なヴァナキュラー・アート(生活文化の芸術)です。
本学民俗資料室には、いくつかの剪紙コレクションが所蔵されています。今年度の学芸員課程の「博物館実習Ⅱ」(加藤班)では、剪紙コレクションのうち「窓花」と呼ばれる窓に貼って陽に透かせて楽しむ剪紙の写真撮影を行いました。剪紙を研究テーマとしている大学院博士後期課程の趙岩さんの協力を得て、民俗資料室所蔵資料の撮影を行いました。
この「窓花」の剪紙を寄贈した劉孔喜先生(現在、首都師範大學美術學院教授)は、1993年から1年間本学に特別研究員として油絵学科に在籍し、民俗資料室の活動にも関わりました。

今回の展示では、この実習の一環で撮影した剪紙の写真をもとに作成した動画を、屋外に設置したスクリーンに投射することで、窓に貼った剪紙を模擬的に表現し、剪紙コレクションの魅力を知っていただきたいと思います。
また、デザイン情報学科の大石啓明先生に制作いただいた、色のにじみを表現した映像作品も展示いたします。
今週末で会期終了となる民俗資料室ギャラリー展示「運ぶ」の応援企画でもありますので、あわせて見学していただきたいと思います。

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