gallery αMについて

 

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αMのαは「未知数」をあらわし、Mは武蔵野美術大学の頭文字をとって名付けられました。
1988年に吉祥寺に開設された「ギャラリーαM」は、現代美術に主眼を置き、新人発掘とその発表の場として企画展を開催してきましたが、2002年3月に惜しまれつつも閉廊しました。美術に対する社会的受け皿が十分ではなかった状況下で、その名前が示すとおり一歩先へ視線を広げたラディカルな活動を行っており、当時の記録や展示作家の活躍の様子から、日本の現代美術を少なからず支えてきたことがうかがえます。

2002年からは、本学芸術文化学科の学生が主体となって運営する「αMプロジェクト」として、特定のスペースを持たずに展覧会活動を行い、吉祥寺時代から現在に至るまでの20年間において、15名のゲスト・キュレーターによる計157回もの企画展を開催してきました。このような形で活動してきたことは、商業活動を優先して行われる他の美術活動と異なり、美術の制度そのものを基盤から支えるような社会的意義の高いものではないかと考えています。 

 

αM 20年の歩み

近現代における美術史的評価の組み替えなど、大きく揺れ動いている世界のアートシーンや、多くの価値観が同時に存在し、大きなうねりの中で多様性を維持できているヨーロッパの状況に比べると、日本においては様々な局面での人材とそれらを有機的につなぐ場が不足していると言わざるをえません。また経済状況に影響されがちなアートシーンにおいて、大学が非営利で運営するギャラリーは、一定の質を保った人材と場を生みだし、日本美術独自の役割とその位置づけの形成を担っていると言えるでしょう。
「gallery αM」は、これまでの活動の趣旨を継続させながら、ジャンルを問わず質の高い表現と可能性を有するアーティストに作品発表の機会を提供すること、社会に斬新な価値を発信できるキュレーターに展示企画の場を提供すること、の2点をコンセプトとして、新しい空間による新しい歴史を築いていきたいと考えています。

ギャラリー運営は本学教員により構成される運営委員会があたりますが、キュレーションについては、運営委員会が選定するゲスト・キュレーターに、1~2年の任期で年間5~7回程度の展示企画をお願いする予定です。アートシーンの活性化につながる社会的インパクトを持った活動を行い、批評を生成する場となることを目指していきます。 

 

gallery αMのロゴについて

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新しいロゴマークのデザインは菊地敦己さん(アートディレクター/デザイナー、bluemark)によるものです。


ロゴコンセプト

20年間にわたり先駆的に活動を続けているオルタナティブ・プロジェクト「αM」。ロゴマークは、その活動の歴史と、実験性の高い現代美術家を扱うという内容をシンボル化することに努めました。正方形の中に直線で構成された「M」と軽やかな曲線で描かれた「α」、違う方法で作られたこの2つの文字を組み合わせて、堅固さと新しさの両立を図り、留まらない活動の広がりを表現しました。